シガレットケース

能魅

シガレットケース

詩 シガレットケース


1本ずつ秘密を入れるの

ここは私の世界


弾丸を込めるように

私をこの匣に込めて

狙い澄ます


おひとつどうぞ


秘密をおすそ分け

たまらないでしょ?

さかしま 私の悦楽

味わって

ふたりは月夜に跳ねる


私の秘密を

おひとつどうぞ


酔いしれて灰になるまで

さかしま 私の孤独

味わって


ふたりは月夜に跳ねる





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

シガレットケース 能魅 @noumi6

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ