第2話 学生時代

 学生時代の話題で他の人達が盛り上がってる時、私は憧れの自分を想像する。もし、あの時、普通に話していたら、もっと楽しかったかな?今でも同級生と連絡を取ったり、家族ぐるみで付き合いがあったりしただろうか?

同級生の顔が思い出せない。たぶん、何処かで擦れ違ってたとしても、お互い気付かないだろう。それでも、時々、嫌な日々は思い出す。

いい事は、あまり思い出せないのになんでだろう?いい事だけ覚えていたいのに...

自分から望んで私の過去を知らない人と結婚し、私の過去を知らない人達の中で生活してるはずなのになんでだろう?なんか、時々、疎外感を感じて、私の学生時代、全然、楽しくなかったな 他の人達は、楽しい学生時代を過ごしたんだろうなと思うと猛烈な寂しさと虚無感に襲われる。

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