第35話 見習いちゃん
昨日は夜遅くなったからサクヤに怒られた後、ログアウトしたのです…
そして今日の朝からサクヤと共に行動することになったのだよ。
サクヤと俺は第2の街<ツヴァイーナ>を歩いている。てか、案内をしてもらっている。
武器屋など少し見て見たんだけどやっぱり俺の装備を超えるものは売ってなかった。
この第2の街<ツヴァイーナ>からはポータルがあり一つ前の街に戻る事が出来るようになったんだけど…アインスドットにそんなポータルなんかあったけ?
「アインスドットにはポータルは無いけど中央広場にある噴水から行けるようになるんだよ。でも移動できるのは一つ前か一つ先の街になるからね」
サクヤが言うにはたとえば第3の街から第1の街に移動は出来ないことはないが、移動するには5万Gが必要になるとのこと。
キャットファイトみたいな喫茶店もあった。今はそこで休憩をしてるんだけど…
カフェ<ワイルドダディ>
これまた…ネーミングセンス…
「おにぃ?レベル確認ちゃんとした?今日…昨日の目的はキュリアちゃんの進化なんだよ!」
「今から確認するから待てよ…昨日は本当に悪かったって思ってるんだからさ」
俺はすぐさま確認してみる。
PN:シウ Lv20
種族:獣人(狐)
メイン職業:弓使い
サブ職業:錬金術師(【錬金Lv18】)
HP:180(80+100)
MP:350(150+200)
STR:10
VIT:43(5+38)
INT:43(18+25)
MND:15
AGI:51(20+31)
DEX:95(35+60)
ステータスポイント10
スキル
【弓術Lv19】【短剣術Lv13】【鷹の目Lv15】【付加Lv20】【魔力上昇Lv15】【水魔法Lv13】【体魔力自動回復Lv10】【調教Lv2】【気配察知Lv12】【気配遮断Lv12】【影魔法Lv7】【空き】(【隠密】【魔弓】【瞬足】)
称号
【水精霊ディーネの加護】【錬金術師の弟子】【首狩り族】
キュリア Lv15(進化可能)
種族:リトルエンジェル
HP:210(60+150)
MP:200
STR:15
VIT:65(10+55)
INT:45(20+25)
MND:55(20+35)
AGI:20(10+10)
DEX:8
ステータスポイント12
スキル
【光魔法Lv12】【浮遊】【結界Lv8】【槍術Lv10】【魔力強化Lv7】【魔力自動回復Lv7】【幻影Lv7】【空き】(【重量軽減】【自動調整】【闘神】)
称号
【水精霊の祝福】
「ログには載ってなかったけど見事にキュリアが進化可能になってるな。でもここで進化はさせられないだろ?どっかいくか?」
「うーん、精霊の森に行っても良いけどセーフティゾーンに行くまで時間かかるからなぁ…それなら西の森に行こうか♪あそこの川ならセーフティゾーンだし安心だね♪」
「あそこってセーフティゾーンだったのか。あの川に行くならまた取り放題…」
「おにぃ?目的間違えないでね?ね?」
「イエスマム!!」
(しんかするのですー!つよくなるのですー!)
街を出る前に1つの店をサクヤから案内された。
その店はパン屋であった。
ベーカリー<米を食え!>
「矛盾してる!パン屋なのに米を食えって何事?!米粉のパンじゃダメなの?!」
「ここのパンはすごく美味しいんだよ!名前の事なんか忘れちゃうぐらいなんだから」
(ますたーめろんぱんにちょこころねがたべたいですの!あとくりーむぱんもー!)
「ここで買ってからあの川で食べような。軽いピクニックだな」
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△
<西の森>川辺セーフティゾーン
買い物を済ませて川へとやって来た俺達。
まずはキュリアの進化をさせることにした。
「おにぃ!早くキュリアちゃんの進化先を教えてよ〜まだ誰も天使の進化先は知らないんだから気になるじゃん!」
「妖精のフェアリーとかの進化先と同じとか言うパターンじゃないのか?」
「んーどうだろうね?妖精から精霊に進化したってのはあるけど。天使の場合は上位進化だけなのか派生進化があるのかわかんないからね〜」
「ならとりあえず進化先を見てみますかね」
キュリアのステータスを開き、進化を選ぶとそこに現れた進化先は4つだった。
エンジェル
キューピット
堕天使
戦乙女見習い
「…1つ闇堕ちしてやがるやん。エンジェルは普通に上位だろうな。キューピットは…どうなるんだ?」
「多分キューピットも上位かな?派生ってより特殊進化先が2つだね。堕天使に戦乙女。普通にプレイしてたらエンジェルとキューピットだけだろうね!流石おにぃ!」
「んーこれはキュリアに決めさせるか。キュリアはどれがいいんだ?」
(もちろんいくさおとめなのです!)
「ですよねー戦うの好きですもんねーそれなら進化させるか…ってステ振りはしなくていいのか?レベルが1からとかになる?」
「種族が変われば1からになるんだけどポイントは残るから気にしなくていいと思うよ?」
「なら大丈夫か、それなら戦乙女を選択っと」
俺が戦乙女をタップするとキュリアが光輝き出した。
光が収まりそこに居たのは小柄な少女だった。身長130cmぐらいで不思議の国シリーズの装備をしているキュリアであった。
「マスター、どうですか?変わりましたか?」
「普通に話せてる?!それに一気に成長してる?!あんなに小さかったキュリアがこんなに大きくなって…もう頭に乗れないのね…」
「流石に今は乗れないです。これでしっかりとマスターを守ることが出来るのです!」
「ほぇ〜普通に人じゃん?テイムモンスターとか言えないよね、これ。てかキュリアちゃんすっごく可愛いじゃん!こんな可愛い声してたなんて!」
無事にキュリアは進化を終えると同時にステータスを確認すると、
キュリア Lv1
種族:戦乙女(見習い)
HP:300(150+150)
MP:200
STR:30
VIT:75(20+55)
INT:45(20+25)
MND:55(20+35)
AGI:30(20+10)
DEX:15
ステータスポイント12
スキル
【光魔法Lv12】【光の翼】【結界Lv8】【槍術Lv10】【魔力強化Lv7】【魔力自動回復Lv7】【幻影Lv7】【空き】(【重量軽減】【自動調整】【闘神】)
称号
【水精霊の祝福】
「ステがかなり変わってるな。スキルも浮遊が消えてる?その代わりに光の翼ってのが増えたのか?」
「光の翼ってなかなか使えるスキルなんだよ〜飛ぶことも出来るし攻撃も出来るし!かなーりレアなスキル!」
【光の翼】
光で出来た翼を生やし空を飛ぶ事が可能になる。消費MP1秒に付き1消費。
光の翼を出した状態で相手を攻撃することも可能。
「光の翼での攻撃ってどんなんだ?キュリア、ちょっと実験してみようか」
「了解ですマスター!【光の翼】!」
キュリアの背中から光の翼が生えそのまま空を飛んでみせた。
「キュリアーどうやって攻撃するかわかるのか?」
「大丈夫です!やってみるので少し離れててくださいなのです!シャインフェザー!」
羽を羽ばたかせると同時に数枚の羽が地面を刺した。これが光の翼の攻撃のひとつである『シャインフェザー』である。
1枚の羽に付きMPを1使う。
「多用してたらMPが枯竭しそうだな、どれほどの威力もあるか分からんし後でエリアボスにいくか」
「エリアボスに行くならここでお昼してから行ってよ〜?せっかくパンも買ってきたんだから!」
「そりゃもちろんそうするさ。あっ、聞きたいことがあったんだわ、ここで採れる原石ってどうしたらいいんだ?」
俺は拾った原石についてサクヤに尋ねた。
キュリアは光の翼を使い、川にいる魚達を羽で笑いながら狩っていた。
「おにぃなら錬金の分解があるからそれで楽々出来るよ?まさか知らなかったの?」
「…モチロンシッテタヨ?」
サクヤはジト目で俺を見ている。
そして、キュリアは魚を高笑いしながら狩り続けていた。
「とりあえず分解してみますかね!錬金シートを出してっと…原石を置いて…分解!」
錬金シートに置いた原石が光り、その光が収まると綺麗な緑色の宝石と石が転がっていた。宝石を鑑定してみると。
ペリドット(極小) レア度2
極小だが宝石を手に入れた俺であーる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます