第3話 いじめ
三人は事故にあうまで、学校でいじめられていました。事故後、そのいじめの主犯ワルオに出会いました。いつもどおり派手な服装に身を包み、やんちゃな悪そうな髪形をしていましたが、なぜか手足がきつく縛られて身動きができない状態でありました。
過去太郎は、自分がいじめられた過去の場面をいくつも思い出し始めました。いろいろな嫌な場面を思い出しました。ワルオへの憎悪が増していきました。
未来二郎は、ワルオにいじめられたのは覚えていませんが、その人相や外見から、人相学と行動学の理論をもとに、ワルオがこの先、また悪いことをするに違いないと、予想し、警戒し始めました。
そして今日三郎は、何も考えずに、いや考えられないので、ただ目の前のワルオをかわいそうに思い、いきなり、縄を解いてやり、助け起こしました。
「助けてくれてありがとうございます。いままでの罪をお許しください」
ワルオは驚いた表情で、何度も丁寧に礼を言いました。ワルオは二度と三人をいじめませんでした。昔と全く違う、別人の優れた人格になりました。
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