宇宙デカトシヒコ!! ゲルマクー編 21 帰ってきたら大変なことになっていた地球 3

前回ヴェスバーで、敵を追い払った後、トシヒコは保護対象である、女性に近づいた。


「.........。」


どうやら、例のガスで、意識レベルが低下させられているようだ。


「これは早く帰って、医療カプセルにいれないと」


すぐにジヌニーを乗せて事務所にもどり、医療カプセルに入れる。


「どうやら、奴隷化ガスの完成品ができたのかもしれない。考える力も無くなり、命令を聞くだけの状態になってる。」


ここまで進んでいたのか....。

とりあえずは、一人救えたとポジティブに考えるようにした。


本日のそれぞれの活動報告

トシヒコ:

保護対象保護、戦闘員と怪人と戦闘に至ったが、敵は、初見のヴェスバーを見て撤退。


拠点合併、クルーゾーチーム:

やはりドンパチあった。

しかしクルーゾーさんの知り合い、というか部下がいたので割とスムーズにいけそうだった。

しかし、人数の輸送と護衛だけでも大変な仕事だ。

護衛や人員の配置、誰から、運ぶのかなどまだまだ、詰めないといけないところがある。


すこし憂鬱な気分になった。

そこで、銃声の音がした。


相手は、ゲルマクーか?と思ったら、昼間、話し合いに行った、他の人類側の拠点だった。


しかし、銃声は威嚇だったようで、侵入した後、誰もいないのでは、銃声が続くことはない。


こちらのチームはもう、見つからないことはわかっているので見過ごしたい。

擬態した秘密のドアの前だけをとりあえず、軍人で固めた。


とりあえず、あちら側は、食料と水が狙いだったようだ。

しかも武器を持って攻めてきた。


もう認めるしかないだろう、敵になった。


「て、敵、てことは助けないんですか?」(レナ)

「助けません、人としては。宇宙デカとしては、ゲルマクーがあそこを襲ったら戦わなきゃいけないですけどね。」(トシヒコ)


「クルーゾーさん、そちらは任せます。頭に来たら、戦闘員を無力化してお年寄りと女性と子供位は保護しましょう。あとは自由参加で来たい人は、そのまま連れてきてください。」(トシヒコ)


「わかりました。あちらは大分困窮しています。非戦闘員の保護は必要でしょう。戦闘員に関しては、若い奴らがピリピリしてます。安全に報復しましょう」


次の日、人間同士の

戦争がはじまった。欲しい物は奪いと捕るそれが、戦いだ。


俺たちは、戦闘員にヴェスパーを向けて脅し、何もできなくなったところで女子供を奪い去った。そして、敵の戦闘員には、尻穴にヴェスバーを突っ込んで全員泣かせてやった。


これが戦争というものだ。


あとは、「ついてきたい人」という看板を立ててシャトルバスをだした。


尻穴に、ヴェスバーが刺さった、戦闘員だけが残された。


「さぁどうする?」(クルーゾー)


「ち、おまえらの下に着くなんてまっぴらだ」(戦闘員A)


「ふん、お前は戦場で、別の班の奴だったか、たしかマオ曹長が、好きな奴だったか」(クルーゾー)


「う、く、全部お前に取られちまったがな!」(戦闘員A)


「今ではそうではないんだがな。スッ」(クルーゾー)



クルーゾーさんは懐に大事にしまっているフィギュアをだす。



「これが、今の俺の嫁だからな」(クルーゾー)



「...........。」



敵戦闘員たちの戦意は、無くなった。

明日から我々の戦力となってくれるらしい。



もちろん重火器を貸せるほど信用はないので、通常の手持ちの武器で戦ってもらう。



そして、おれはどうしても、クルーゾーさんの胸元に隠されたフィギュアが気になった。

やはり外国籍の方だから、昔のアニメの未来少年コナンとかのヒロインだろうか?



それとも、最近のアニメやゲームにハマり、ウ〇娘方面とかに行くのも面白そうだ。

もしくは無職〇生かな、あの三人から選ぶなんて俺にはできないから、全員分買って神棚に飾るだろうけど。



こっそりシャワーを浴びてるときにクルーゾーさんの上着を探ってみた、ない!



ま、ま、さ、か、



「今日もキレイキレイしようね。ほんといつ見ても美しい、この曲線美、やはり日本はクールだ。この戦いがおわったら、また遊びに来よう!」





クルーゾーさんは、フィギュアと一緒にお風呂に入るタイプだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る