宇宙デカトシヒコ!! ゲルマクー編 6 取り戻した勇気とバイト

「う、うん、なにか悪い夢をみていた気がする」(トシヒコ)

「なんて、激しい羞恥プレイなんだ、も、もうやめれくえ~....(まだうなされている)」(紺色)


エリは、緊急処理のため、本来許されていない、宇宙デカの記憶の削除を行った。もちろん原因になった一部だけだが。(しかしトシヒコに対しては、チエちゃんにちょっとエッチなアニメを観ていたことがバレた記憶は、トシヒコのタガハズレ出したことへのお仕置きとして残しておいた)


「あら、起きたのね、ろにーさん、も、もっとエッチじゃないアニメ観た方がいいと思うよ」


チエちゃんが、顔を赤くして、少し遠い距離から、挨拶してくれた。


ど、どの、アニメだ?最近の大体の深夜アニメは、エッチなアニメが結構多い、どれだ?も、もしかし、「To LO〇Eる -とら〇る- ダークネス(無修正版)」じゃないだろうな?あれはもう、言い逃れできないぞ.......。


少し、チエちゃんと微妙な距離感を感じる、まるで、好感度がハート1個分下がった気がする。


そうこうしているうちに、紺色も起きた。


「う、う、なんかひどい羞恥プレイにあった気がする」


とりあえず、こうして、宇宙デカ地球駐在署の戦力は現在の最強状態に戻った。


「とりあえず、協力してくれるのか?紺色?」(トシヒコ)


「ああ、いいぜ、こんな状況だしな。今のところうちの駐在署の定時連絡では、平和なもんだ、それに、今回の事件が俺のデビュー戦だった。経験を積んで、元の星のために経験を積むのも悪くない。」

「そういう事なら、頼りにさせてもらう、しかし、問題がひとつあるんだよなぁ」

「なんだ?」

「俺たち宇宙デカに二人に対して、ジヌニーが1台しかない」

「それは、大問題だ、ジヌニーは俺たち宇宙デカのアイデンティティだ」

「宇宙デカからの、補助が、受けられない分、自分たちで現地調達しないといけない」


ちらっと、チエちゃんの方を見かけたが、そこは大人のプライドと、倫理観から大きく目を外した。


「これは...」(トシヒコ)


「「「バイトするしかない!!」」」


トシヒコは、自動車の生産工場の期間工

エリは、スーパーのレジ

紺色は、飲食店のウェイター

レナさんは、居酒屋の店員(バイトでわなく正社員)

シゲさんは、街工場で溶接工


結構な人数でバイトしたので、すぐに、軽の中古車両を買えるぐらいのお金は、集まった。


そして、トシヒコとと、紺色は喧嘩していた。


トシヒコは、宇宙デカのアイデンティティよりは、今は、荷物の運搬と人の輸送が大事だとの案。


紺色は、うるせい、最初からジヌニー買うためにって始まってただろう、今更変えんな、俺もジヌニー乗りたい。


一歩も譲らない、いや、譲ればいいんじゃねえ?


「じゃぁおれが、中古車乗るから、お前がジヌニー乗ればいいよ。」

「え、おれが、乗っていいの?じゃあ俺は構わないけど他の人は?」


他の人たちは、ジヌニーに全く興味が無かったようで、文句を言う人はいなかった。


「じゃあ、その方向でいきましょうか。」(紺色)


 正直トシヒコは、ジヌニーにたらふく乗っているので、そこまでの熱意は失っていた。だいたいあのジヌニーのAIがユニコーンと化してきているから紺色の女性不振がいい方向に、ジヌニーのAIに、影響を与えてくれることを願うトシヒコだった。


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