宇宙デカトシヒコ!! 絶体絶命 孤軍奮闘の宇宙デカトシヒコ 1
ルーレット第2回目-------------------------------
「やめてーーーー!!」
人間の尊厳ルーレットは続いていた。
相変わらずふたりの悪魔は楽しそうだった。
そして、まわす役のエリが、高速回転させダーツで人の額を割れるようになった、エリちゃんのダーツがルーレットを射抜いた。
そこには、
「pix〇vアカウントの開示」
「あああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
顔中の穴という穴から汁を垂れ流し、顔をぶんぶんと振っていた。
むしろもう殺してくれ、といってくれと思った瞬間に意識がもうろうととしてきた、最後にみたエリの手には注射が握られていた。
それからは、よく覚えていない、目を無理やり開かせる器具と自殺できないように口を閉じられないよう器具を付けられもうろうとしながら、尋問されて、アカウントを聞きだされたようなことをぼんやり、覚えている。
目を覚ました時、一応チエちゃんには全年齢モードで、フォロー中の絵師の絵を見せるまで留めてくれていた。エリにも優しいところがあるんだなと
見直していたが、めっちゃニヤニヤ、していた。こ、こいつR18も見たな。
弱みを、握られた僕は、また頭が痛くなった。
そして、次のSSP活動の日、チエちゃんは、ちょっともじもじしながら、微妙に近づいてきてくれない微妙な距離感があった。
「ろにーさん、大きい人も、チエ位の子も好きなんだね。」
ちょっと、目をぐるぐるしながら、頭を混乱させていた。
ぼくは、そっと片目を閉じて、ポーズをとりながら
「所詮、2次元の話さ。2次元は無限のドリームだからね。無限のドリームだからね」
意味不明な言葉を、2回繰り返し、微妙な空気を取り去ろうとしたが、その後も、微妙な空気は、2、3時間続いたが、ビッグマックをたらふく食べさせたら普段の空気に戻った。
宿題---------------------------------------
夏休みも中盤に来てSSPの活動を、もとい各地をジヌニーで僕と旅行中だったチエちゃんに、帰還命令が入った。
おねんさんは、いつもの笑顔だったが、目の奥が笑ってなかった。
夏休みの中盤の段階で、なんとチエちゃんの夏休みの進行具合はなんと0%。おねえさんもさすがに激おこ案件である。
連れまわした(連れまわされた)僕は、若干責任を感じていた。
急いで、地元に連れ帰り、おねえさんのもとへ強制送還した。
しかし、おねえさんは、連れまわしたことに責任を感じているなら責任を取ってくさいと、理不尽なことを言ってきた。
(連れまわされたのは僕なんですけど)と口元まで出かけたけどおねえさんの圧に負けて、責任を取ることにした。
「家庭教師かー、一応50年ブートキャンプで勉強させられたがけど2~3年たっし、何度も医療カプセルに入ったりしたからいろいろ忘れている気がする」
「さすがに小学5年生の宿題ぐらいは、みれるでしょ。自由研究はSSPの活動でいいとして」
「いや、機密多いから、ぺらっぺらの内容になるぞ、まぁそれなりに形にはなるか...」
「ああ、めんどくさい、全部やってくれない、ろにーさん」
「だめ、自分のためにならないよ」
と、言いつつもしチエちゃんの宿題が最終日夜まで終わってなかったときのために、完璧な宿題のコピーはできている。
そう、おれはろにーさんなのだ。
とりあえず、俺は久しぶりにアイスを食べながらだらだらしていた。
チエちゃんはたまに、うたた寝をしながら宿題を頑張っていた。
カレンダーに〇がついている夏祭りの日までに宿題が終われば夏祭りに行っていいという許可をおねえさんが出してくれることになっていた。
なので、とりあえず、チエちゃんのやる気は、ぎりぎり、墜落せずに、低空飛行を続けていた
「ぴーぽーぴーぽー」
端末から、変な音がでた。
あれ、壊れたかなと端末と叩いた。
「事件よ!!」
エリにハリセンでたたかれた。
だってマジでたまにしか鳴らないんだもん、この警告音
「東京上空にボソン反応、戦艦らしきものがボソンアウトしてきます」
「そんな馬鹿な、この太陽系に、例の遺跡はないはず、ボソンジャンプなんてできるはずが3光年センサーにもひっかかっていない、そんな長距離のボソンジャンプなんて可能なの?」
「嫌な予感がする、スーツ制限解除」
ぎりぎり、ナノスキンスーツの制限解除申請が間に合った。
「v2機能停止、衛星とのリンクも停止、駐在署の機能停止ジヌニーも人工知能も停止!!」
「宇宙デカの施設のすべての機能が停止された。ギリギリ、ナノスキンスーツの制限解除申請が間に合ってよかった。救援は呼べそうか?」
「無理ね、しかも救援を送れなければ、地球なんて、宇宙デカの中で優先度が低いから下手したら、異常が伝わるのに、100年以上かかるかもしれない」
「地球が田舎すぎるのか~~~。」
「ちょっとテレビでも見てみましょうか」
テレビをつけるとやはり、東京上空に現れた、謎の戦艦の報道ばかりだった。
しかし、次の瞬間、撮影用のドローンが次々の墜落、中継もブランクになった。
その次の瞬間、テレビが映らなくなった、どこのチャンネルも、最後にぷつんと画面が消えた。どうやら、停電になったようだ。
どこの範囲まで停電になっているか、確認したいところだが、スマホも圏外、ネットもつながらない
宇宙デカとしてスタンドアローンになってしまった。変な汗が流れてくる。
まず何をすればいいのか?
とりあえず、ジヌニーに乗り込み自動運転を解除して、街の様子を見て回った。
どうやら、水道と、ガスが止まっていないので、大きな避難所まではできていないようだ
病院に向かったところ、予備電源が作動して、大丈夫なようだ。
しかし、線路を歩いて帰る人たちの背中には哀愁が漂ってきていた。
さすがに停電を解消させないと、2、3日続いて、都市機能が停止すれば経済的損害が大きい。あとわかんないけど、いろんな影響がでるはず。
通信ができないので、とりあえず駐在署に戻り、今後の計画を練る。
「まぁ現地に行くしかないわよね」
とエリ
「まあそうだよな、でも、自動運転なしで、東京行くのこわいんだよなぁ」
「馬鹿言ってる場合じゃないわよ、敵の文明レベルも、目的もわかっていないなんの情報もないし、こちらの戦力は、棒と拳銃をもった、変態黒タイツしかいないのよ。まずは、隠密行動で情報収集!わかった?」
「りょうかいするしかないよなぁ....」
「チエは現地で聞き込みね」
「「チエちゃんは宿題!!」」
「あうぅっ」
とりあえずジヌニーに装備を載せて、準備完了
「それじゃ、いってきまんもす」
「かっかっ」
「エリだけではなく、チエちゃんまで、火打石を打っていた」
チエちゃんも「東〇特撮ヨウツベ Official」に影響を受けてしまったのだろうか?
とりあえず、ここから、ナビなしの地獄の東京迷宮に突入しないといけない。
すでに、ピンチである。
この先どうなるのか、不安でいっぱいの宇宙デカトシヒコの股間はしぼみ切っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます