応援コメント

尽きぬ愛くれし母の手握りしめ冷えた温度に涙もつきぬ」への応援コメント

  • これは愛と哀しみを表現した印象深い短歌ですね。
    斉藤茂吉(だったと思うのですが、どうも記憶が曖昧です)という歌人の方が詠んだ短歌で、母親を背負ったらあまりに軽くて~という短歌があったように思うのですが、なんとなくそれを思い出しました。
    個人的な解釈ですが、この短歌では、握っている手と手の体温の対比などがあって、お母さんの愛情のあたたかさと、そしてご自身の流した涙の熱、つまりお母さんを思う心のあたたかさが際立っているように思いました。

    作者からの返信

    コメントくださりありがとうございます( ´ ▽ ` )

    お褒めの言葉、凄く嬉しく思っております。
    その短歌は存じ上げなかったのですが、とても沁みるものがありますね。

    それぞれの短歌にはストーリーがあって、いつか解説できる機会があればいいなと思っていました。

    なので、こうした考察をいただき、本当にありがたく思っています。

    ただ、驚くべきは、特筆して補足する部分がないということです。

    限られた文字数から、これだけ作者の思いを汲み取ってくださり、感無量で涙と鼻水が……(汚い)

    補足というより、同じようなことを語ることになりますが。
    作者の思いを、改めて下に綴らせていただきます。

    母の手は温かい。
    けれど、人は亡くなれば等しく冷えてしまう。

    尽きぬほどの愛をくれた母。
    温かい母。
    たとえ冷たくなっても、母がくれた愛は温もりを失ったりしない。

    涙はぬるいけれど、亡くなった母の手よりは温かい。
    母を思う気持ちは、母がくれた温かさがあったからこそ。

    愛とは、与えられて初めて尊さが分かり、誰かに伝えていくことが出来るものだと思っています。

    「愛と心のあたたかさ」

    まさにそんな思いを込めた短歌でした。

    素敵なコメントをくださり、本当にありがとうございました。