第2話

どうやら僕は新入生のようでこれからの学園生活を謳歌するようだ


この作品の主人公も居るのかと、周りを見渡すがそれらしき姿はなく、もう学校内へ入ってしまったんだろうと思いクラス分けの掲示板を見に行く


そこにもそれらしき名前はなっかたので自分の名前からクラスを確認してから入学式の会場へ向かう

(因みに掲示板にはしっかりと音無マオト書かれていた、一瞬自分の名前がなかったらどうしようかと思ったがしっかりあったので安心した)


会場には多くの人が既にいて、最後の悪あがきとしてもう一度主人公らしき人を探す


(こんなに探してもいないんだ、もしかしてこの世界にはいないのか?…

はっ!もしかして僕がこの物語の主人公!!!)


そんなわけないとクスクス一人で笑っていると


??「何を一人で笑っている、おかしな奴だな」


そう言われて口を手で隠し相手を見る、視界の先にいた相手を見て驚愕した


なんとそこには麗しき僕の最推しが


(とても美しい…hわわ..会長様だ、カッコイイ顔面国宝、生で見られるなんて、でもなんか幼い感じがするな…

えっまって生徒会って普通ステージ近くにいるもんじゃ…)


そう思い確認してみるとそこには知らない生徒会メンバーが並んでいた。


(いや1人はなんだか見た事あるな…副会長だ!どっかのシーンで見た事あるぞ、1年の時は生徒会で書記をやってたとか…)

チラリと隣にいる会長様(予定)を見る


そこには不思議そうにこちらを見る美しい顔が


(どんな表情でもお美しいですな)

会長様(予定)「何故いきなり褒める…やはり変な奴だ」


あら(照)


口に出てたみたいだ、気お付けないと


でもこれでちょっと点と点が線になったきがする、つまりこういう事だ、ここは会長様が会長様になる前で、主人公が入学する前の世界になる、つまり会長様が会長様になるまでの過程が見れて


かつ!同級生なので、しかも!!同じクラスなので授業を受けているお姿とかあんな姿やこんな姿が生で!しかも無料で見れちゃうことですか!!神様サービスがすぎますぜ


おっと、余りニヤついていると会長様(予定)にキモがられるので平常心、平常心


マオ「すみません、あまりにも綺麗だったのでつぃ、僕音無マオって言います!これからよろしくお願いしms...」

大好きな会長様(予定)の前なので照れて声が小さくなってしまった…


会長様(予定)「そうか、宇留鷲ハクトだ。よろしくは…あまりしたくないな」


マオ「そんなこと言わないでくださいよ、これから一緒に過ごす同級生なんですから」


会長様(予定)「気が遠くなりそうだな」


えへへ照れると会長様(予定)はそっぽを向いてしまった


そんなに見苦しかったのだろうか…だとしたら悲しいですな

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