第4話 逃げてそして描いて

 昭和10年の手記による文章スタイル確立の証となっており、また、Yの生涯を決める分岐点の出来事を淡々と描写しています。

 たまのところはあまり知られていないでしょうね。


 そして、Yの特筆すべき特徴である画才について、生来のものでもあったとする意見に私は賛成したいです。

 イディオ・サヴァンによるもので片付けるのはあまりにもむなしい。

 コケにされている気さえします。


 それから、モチーフの遷移について、ひとは伸びるものです。

 戦争も見ざるを得ないが見てしまう恐ろしいものです。


 Yの画風、創意工夫についても解説がありました。

 独自性があるところがいいと思いました。


 *26から35ページより。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る