小説に込めた願い

翠 颯太

小説に込めた願い

 私はどうにも、人と話すことがすこぶる下手らしく、いつも相手にクエスチョンマークを出させるような会話をしてしまう。つまり、会話がかみ合わないのだ。円滑な、自然な言葉が出てこない。しかし小説は違う。小説の中にいる私は、どもりを知らず、雄弁で、流暢である。かぎかっこの中の言葉は端麗で美しい、ああ、小説の中に生きていたい。

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小説に込めた願い 翠 颯太 @azukiba-

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