職場でもやもや

綺麗な風景写真が撮りたい

第1話 一見すると『とても気楽で仕事も楽な職場』で・・・

 小生の配属されている職場は、一見すると『とても気楽で仕事も楽な職場』に見える職場でした。


 何故ならば、55歳の役職定年のタイミングで、俗に言う窓際族を定年退職までの残り5年間を預かる職場でもあったからです。


 ですから前の職場で全く仕事の役に立たない戦力外の方だったり、問題のある方が優先されて異動してきますし、そんな方達が、必ず何人かが所属している訳です。


 はたから見ると55歳からの5年間、今までと全く別の仕事なのに、新たな仕事はろくに覚えず毎日定時で帰り、問題なく勤められているのだから、とても楽な職場、自分も配属されたいとなる訳ですね。


 現実には全く違うのですけどね。



 そんな折、また上司が課長クラスで役職定年後の職場が見つからない、問題ありの方を1名押し付けられてきました。


 そして平社員の小生に対して上司は「彼には仕事、何をしてもらおうか?請求書のチェックでいいかな?」といい加減に振ってきます。


 小生は、職場の仕事をほぼ全部把握しているため、上司にとって都合の良い『便利君』として扱われちゃったんですね。


 結局異動してきた彼には、ノルマ無しで請求書のチェックをしてもらうこととなりましたが、仕事なんて全く覚える気も無く、いつの間にか居眠りをしているしで、こっちはたまったものではありません。


 なにせ間違った請求書が、彼のところを問題なしとして盲判状態で通過してしまうのですよ。


 結局再度、誰もやる人が居ないので、小生の担当外の仕事なのに、彼が帰った時間外に全数を再チェックする羽目になるのです。


 いい加減な仕事を全部こっちが尻拭いしているにもかかわらず、それでも彼は年功序列+資格制度の給料体系だから、役職定年で役職手当と資格手当が貰え無くなったにもかかわらず、小生の倍以上の給料を年収として貰っている。


 おまけに『とても気楽で仕事も楽な職場』と思われているから、職場としての評価が低く、小生は何時まで経っても平社員のまま据え置き、資格が上がらないから給料も少ししか上がらない。


 おまけにフォローのために残業をしても残業手当も殆どで無い、残業を付けるのを認めてくれないのですから、ある意味ブラックな職場でした。


 誰もやらないから、小生が一人で問題が出ないように全部フォローしている、させられているのに、全く評価もされていないので、本当にもやもやしましたね。



 元々は、他の自主企画向けに書き下ろしたものであること、ご了承くださいネ。

 仕事内容等は、問題が出ないように、かなりボカシて書きました。


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