タイトル[どんな事があろうと諦めずに進み続けるもの]

絶望を超越するもの

タイトル[どんな事があろうと諦めずに進み続けるもの]

「ここにヴラド・デューク・イオとの婚約破棄を宣言する」


そう第一王子ルーラン・エレナ・キースは舞踏会で言い放った

すると辺り一体は一瞬にして本当に凍ったような空気になった。


「それは一体どうゆうことでしょうかキース王子?」


「何そのままの意味だこの俺ルーラン・エレナ・キースは

ヴラド・デューク・イオと言う女と婚約破棄を今ここにして

ヴラド・デューク・イオと言う存在を追放刑に処すと言ったんだ」


「更に意味不明な言葉が追加されたのですが

キース王子詳しく説明をされてもらえませんか?」


「そうかなら馬鹿なイオお前にも理解できるように言ってやろう

お前は平民であるアリスの力に嫉妬して虐めて更にそれが過激化して

殺そうとした、故にお前との婚約を破棄する追放刑に処す簡単な話だろ?」


「この私がアリス嬢を虐めた?冗談は休み休み言ってくださいよ!

私はアリス嬢と親睦を深めて良くやって来たはずです、その虐めて

更にそれが過激化して殺そうとしたなど誰からの情報なのですか!?」


「それはアリス嬢からこの俺が本人から聞いたことだが?」


「そんなことは絶対にありえない!」


「もうお前の意味不明の戯言はいい兵士よこいつを連れて行け!」


そうキース王子が言うと周りのあらゆる兵がイオを捕らえた。


「そんなことがあるはずがない王子貴方は騙さ


そうしてイオは凄い沢山の兵によって連れ去られて追放された。











――――――――――――――――――――――――――――――――











海が目の前に見える無人島の砂浜でイオ元令嬢は心の底から宣言した。


「この私がありもしない罪でこんな場所に追放されて一生を終える?

そんなことがそんなことがあって良いはずがない

あの昔は神童と言われて優しかったキースが大人になるに連れて

どんどんと変わっていたそれでも私は貴方を愛していた

いつか貴方は昔の貴方に戻ってくると信じて努力を重ねて来ただけれど

それは私の思い違いだった私の目は昔の彼に焼かれて目の前の現実を直視

それが出来ていなかっただけ、貴方が何故このようなことをしたかは

私にはわからないだけれど一つ私にわかるとしたら私は貴方に復讐をします

それがどれだけの月日がかかってもどれだけの凄い障害があったとしても

私はそれを成し遂げるために進み続けますそれがイオそれが今の私だ!!!」


そうしてイオは無人島での生活を始めたそれは失敗の苦難の連続だったが

他にもキース王子によって追放刑によってこの島に来た人達と協力して

無人島での生活を安定させて船を作って無人島を脱出してそこから

港町に着いて姿を隠してギルドで冒険者になり力をつけてしばらく経ち

王国に対して行われる革命に参加して大きな戦果を上げて成り上がり

そして王子から王になったキースを捕らえて遂にキースの処刑の日が来た。











――――――――――――――――――――――――――――――――











「どんな気分だキース?昔追放した婚約者によって

今からこの牢獄から処刑台に送られて殺される気分は!」


「気分かそれはなかなかに難しいことを聞くな?そうだな…………

今のこの俺の気分は何なんだろうな俺にはまるでわからない気分だな」


「わからないかなら教えてやるわそれは絶望というものだ!」


「この気分が絶望?そうは俺は思わないな」


「お前は死を前にして現実逃避をしているんですわ!」


「そうかも知れないな………だけれど間違いなくこの俺は

やりたいことをやり切った故に後悔それは間違いなくない」


「お前は果たして何がやりたかったんだ?

この私や沢山の人々を追放して何をしたかったんだ!

この国の王になってこうして革命が成されて何がしたかった!」


「それを本当に知りたければ本を開ける

それを知りたく無いのであれば本を燃やせ」


「それはどう言った意味だ?」


「これ以上に話すことは一切合切ありはしない」


そう話していると処刑の時間が来て執行人にキース元王は連れて行かれた。











――――――――――――――――――――――――――――――――











処刑台の上にキース元王は縛られていた。


「これよりキース元王の処刑を行う!!!!!!!!

最後に言い残すことがあるかキースよ!!!!!!!!」


「何も有りはしない」


「そうかならば盛大にこの歴史の礎となり死ね!!!!!!!!」


キースは両足を撥ねられて両手を撥ねられて首を撥ねられて死んだ。











――――――――――――――――――――――――――――――――











「キースお前が何をしたかったのか調べさせてもらうぞ」


イオはキースの部屋の前で一人そう呟いて部屋に入った

そこには沢山の紙や本が山のように

積まれていて色んなことが書いてあった

そしてそれを数人で調べること数日の時間が経過してけれど。


「キースお前は本当に何がしたかったんだ?お前は何を成したんだ?」


「今発見されているものだけでいうとおかしな行動は我々の追放刑だけで

それ以外は王として国を良くしようとしている、何もおかしな事がない

普通に良い王だがこの国の今までの積み重ねによって様々な出来事によって

どう頑張っても無理で革命を起こされて殺された悲劇の王にしか見えない?」


「だがキースの奴は間違いなく何が理由があった

自分達を追放したならば理由がなければならない

いや追放する事それそのものが目的のイカレ野郎なのかあいつは?」


「だとすると何故私たちを追放した後に追放を一切行っていないんだ?」


「取り敢えず更に調べるしか無いか?」


そうして更に数日調べる事である場所でキース元王の

昔からの日記をイオは発見した

それを見た時にイオは何かを感じて

誰にも言わずに一人で見ることを決めた

そしてそこには書いてあったことを全てイオは読んだそして。


「何だこれが日記あり得るはずがない

これは妄想だ現実にこんな事があるはずが無い

私を昔からずっと愛していた?だから私を追放した?

その理由はこのままでは何をやろうが

絶対にこの国は革命によって滅びるから?

他の人々の追放理由も私が無人島で生きていくため?

私にあえて嫌われるために馬鹿な王子のふりをした?

この国の動かし方も私を誘導して上手いように革命を起こすために行なった?

あり得るはずのない事だこれが本当ならば5歳の時にこの国の未来を悟って

この国の国民のためにこの私のために道化を演じ続けてそして死ぬなど

あり得るはずのない事だそんな確かに昔の彼は私を愛していた

皆を愛していた神童と呼ばれるような人物だっただけれど

彼は腐ってしまったただそれだけの話なのよそれだけなのよ……………………

これはこうしてこの私に動揺を与えて呪いをこの私に残すつもりなのよ………

そうして長い間考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて

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考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて

考えて考えて考えて考えて考えて考えて考えて一つの結論をイオは出した


「私は間違っていた私はまるで本当に愛が足りなかった

だから私は今死にたい彼に会いに行きたいけれどそれは彼の望む事じゃない

だけれど私はこの日記を読んでわかった己が彼を理解した

だから私は彼と同じ方法で同じところに行くさようならそしてまた会おう皆」































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そこは途轍もなく豪華な庭園だった。


「ここが死後の世界?いや違うここは過去だならば!!」


そう言ってイオは走って走って走ってイオの目の前には


「そんなに慌てて走ってここに来てどうしたんだいイオ!?」


この物語はイオと言う一人の少女が

この目の前にいる王子キースを救うために

どんな事があっても諦めずに進み続ける物語である。

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