反骨マインド

嫌だった

みんなと同じことがしたくない

同じ時間に学校に行って同じことをして

同じ服を着て同じ歌を歌って

一人でいるとなんでか暴力を振るわれる

意味がわからなかった


早速クラスに馴染めずに不登校になった僕は

どんなに叱られても説得されても学校に行かず

毎日かかってくる担任の先生からの電話を無視し続けた


「おれのクラスで不登校なんて許さない」


なんでも勝たないと気が済まない性格らしい先生はそう言った


学校に来い、友達を作ればいじめなんかなくなる

そう言って入りたくないグループに無理やり入れようとしたので

ますます人が信じられなくなった


一生懸命いいクラスにしようとしているのはわかるけど

それだけって感じがした

いいんだよなんだって、学校なんかいかなくても死なない


むしろ、学校に無理やり言って自殺したやつなんかもいるじゃないか


そうなったらどうしてくれるのかね?


体育会系の先公というのはどうしても

独裁者みたいな風に思える


どうして自分がしたいようにしかしないのか

大人のくせになあ

お前なんで教師になろうと思ったんだろうな

そうやって自分の考えで人をラジコンしようとしてな

生徒がどうなるかじゃなくて

一致団結してスポ根ドラマみたいな茶番させるのが大事なんだろう


もう頭にきた


むかつくので絶対学校に行かないことに決めた


そんな僕を心配したフリをした女子が電話をかけてきたが

そうやって学校にきなということも

いじめに加担しているのと同じであり

僕もしも自殺することになったら

君の名前を遺書に書くよ


今でいうデスノートみたいなもんか

知らないけどとにかく


その女子を脅した

鹿川くんみたいに葬式ごっこしろよ


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