第20話:あ~ラブコメが書きたいんじゃ~

しかし、僕にはきっと、甘々としたラブコメは書けないのだった。


~完~


冗談はさておき。


たまに来る、ラブコメ書きたい期が来ている。たまに来るんだよね、恋愛が書きたいなってなるときが。短編だと書いてはいるんだけど、短編各種にある通り、僕の書く恋愛模様というのは癖がある。


一見甘々だけどどこか病んでいる、などなど。


僕が書いたなかで一番ストレートな恋愛話、きっと男の娘BLだと思う。あれはあれで「今だけでもいいから好きな人に抱かれたい」という心と、「若気の至り的な勢いも込みで惚れる」という心とで、少し拗らせた部分があるけども。


僕はなぜか、「恋愛書きたいなあ」という気持ちがきっかけだったとしても、拗らせてしまうんだよね。ドストレートなすれ違いラブコメとか、癒やしな甘々ラブコメとかは書けそうにない。


癒やし甘々ラブコメかと思いきや……という風にしてしまいそうだ。


書いてて思ったけど、僕、絶対Web小説向きじゃない。


うん、前から薄々思ってた。


昔、大切な人たちに言われた「捻くれた話書きそう」というの、予言だったかもしれない。


Webだとストレスフリーな物語や、癒やしなどが求められていることは理解している。


だけど、僕にはきっと書けない。


とはいえ、奇をてらっているつもりは毛頭ないんだけどね。


事実、別に奇をてらった話はひとつもない……と……思う……多分。


監禁生活も、ダウナーお姉さんも、幽霊の恋愛モノも、長編もプロット自体は割と王道だと思っている。設定を色々詰めたり王道からほんの少し外したりはしているけど、ストーリー自体は王道のつもりで書いた。


とはいえ……その詰めたり王道から少し外したりするところが、需要から少し外れているんだろう。


まあ、でも、僕なりのラブコメを書きたい気はする。


色々落ち着いたら、ちょっと長めに書いてみようかな。

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