バカの文字攫って清し土用波

ばかのもじさらってすがしどようなみ


 嫌なことがあったのでしょう。そういう時は海へ行きたくなるものです。夏も終わりに近づいて人気の無くなった海岸で、誰に遠慮することもなく砂浜にバカと大書する。やがて大きな波が寄せてきれいさっぱり洗い流すと、ちょっとすっきり、また前を向こうと思うようになるというお話です。主人公はうら若き乙女でしょうか。おっちゃん、おばちゃんでもいけるかなw

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