334_行けども行けども

初めは憧れだった

輝いている場所だと思った

都合のいい子供だった


憧れはすぐに消えた

よくある場所だと知った

都合のいい関係だった


もう憧れなんてない

それでもまだやめられない

都合のいいやつでいい


捨て身なんて簡単にできないけど

気がついたら捨て身しかなかった

それでも止めるやつが正義

今日もまた僕は悪人になった



まるで保障制度

まるで奴隷制度

終わりを選ばせてくれないのに

終わりを嫌でも突きつけてくる



それでもいくよ

いくしかないよ

何度も言葉をしまっても

未だ満たされない

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