【支合】巡る支同士の組み合わせ

【支合】


 「支合」とは、十二支のうちの陽支と陰支が結びつく関係を言い、社交性があるとか、情に厚いとかを判断します。

 いい事ばかりではありません。

 「支合」は地支同士の関係ですから、表面に現れない男女の関係すなわち不倫と見る場合もあります。


 地球の地軸は23.4度傾いています。

 子を北、午を南にすると、地球が自転してほぼ同じところを通る二支があります。この二支が命式中にあると「支合」といって一致団結して和合する力が増し、力のバランスが強くなります。


 たとえば命式中の日支と月支とがそれぞれ子─丑だと夫婦の結びつきが強くなり、仲の良い夫婦だと言えます。

 年支と月支とが「支合」すると親との縁がよく、家業を継ぐなどの意味となります。男ならば妻と姑が仲良く円満な家庭となる暗示です。

 時支と日支が「支合」しますと、老後安泰で、子供との中も円満です。


 また、命式と行運とが「支合」する場合、たとえば日支と年運の支とが「支合」した場合には、配偶者との結びつきが強くなると考えます。


 手を結ぶことで逆に縛り合い、動きが鈍くなるようですから喜んでばかりもいられません。

 病気なら長引く暗示です。

 日柱と月柱が「支合」すると「冲」のときに結婚します。


 「支合」が巡ってきた年も、さまざまなことと調和でき、うまくバランスをとりながら、それまで積み重ねてきたことを生かして、よい結果が出ることも多いようです。


 また命式の中に「支合」の相性の十二支があると、たゆまぬ努力ができ、現実的でまとめ上手とされます。



 01丑土+12子水=13 相剋する支合 化水(従来:化土)

 02寅木+11亥水=13 相生する支合 化木

 03卯木+10戌土=13 相剋する支合 春生まれや木が多いと化木、土用生まれや土が多いと化土(従来:化火)

 04辰土+09酉金=13 相生する支合 土用生まれや土が多いと化土、秋生まれや金が多いと化金(従来:化金)

 05巳火+08申金=13 相剋する支合 化金(従来:化水)

 06午火+07未土=13 相生する支合 化火



【支合する条件】

(武田考玄氏案)蔵干で中気がなくなり、本気と余気が属する五行に統一される。

 化土:戊子─己丑、丙子─己丑、戊子─丁丑(戊戊─己己)

 化木:甲寅─乙亥、壬寅─乙亥、甲寅─癸亥(甲甲─乙乙)

 化火:丙戌─丁卯、甲戌─丁卯、丙戌─乙卯(丙丙─丁丁)

 化金:庚辰─辛酉、戊辰─辛酉、庚辰─己酉(庚庚─辛辛)

 化水:壬申─癸巳、庚申─癸巳、壬申─辛巳(壬壬─癸癸)

 化火:丙午─丁未(丙丙─丁丁)


※(条件1) 隣り合う柱でのみ成立し、さらに天干に化したい五行があれば「化します」。

   ◇二つの天干が、共に属する五行の干と同一五行である。

   ◇二つの天干のひとつは属する五行と同一五行であり、もう一つは属する五行を生じる五行である。

※(条件2) 月支が土行で天干にも土行があればそのまま判断します。

 月支が土行なのに天干には土行がなければ、月支蔵干と同じ五行が天干に出ているか確認し、出ていれば月令がその干に「化します」。

 もしすべて天干にない場合は、蔵干本気である戊か己が通変となります。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る