チャットGPTを調教してみた

サバンナで踊りたい女

チャットGPTを調教してみた


タイトル『チャットGPTを調教してみた。』



 チャットGPTを調教してみた。2024年5月現在、チャットGPTというAIによる

文章作成サービスが展開され、世の中は大きく変化した。チャットGPTに対して「何か小説を書いて」と言えば、指示通りに小説を書き上げてしまうこともる。今まで文章を書くことが苦手だった人が、チャットGPTに文章を書いてもらうことによって、仕事や勉強の幅を広げることになったのだ。


 メリットもあるが、もちろんデメリットも存在する。いってしまえば、自分で作った文章ではないのに、「これは私の文章だ!」と主張してしまうこともできるし、学校での課題で出されたレポート類をチャットGPTに書かせてしまうことだってできるのだ。これは、人類の思考力低下への第一歩ではないのか?なんて騒ぐ研究者だって少なくない。


 ここで私は考えた。調教してしまえばいいと。人類とAIの共存方法は、人類がAIを調教することだと私は思うのだ。どういうことかって?少し気恥しいが、私とAIのプレイを見ていただこうか。


おはよう。今日は元気かい?

ChatGPT

おはようございます!はい、元気です。あなたはどうですか?今日はどんなことをする予定ですか?

今日は小説を書いてみようと思っている

ChatGPT

それは素晴らしいですね!どんなジャンルの小説を書こうと思っているのですか?プロットやキャラクターについてアイデアがありますか?アドバイスやサポートが必要なら、ぜひ教えてください。

じゃあ私がこれから述べることを小説として書き起こしてほしい。

ChatGPT

もちろん、お手伝いします。内容を教えていただけますか?

登場人物は2人。男女がいいな。ざっと500文字くらいの小説を書いてほしい。うーんそうだな。恋愛小説でラストはうんと切なくかいてくれるかい?

ChatGPT

もちろんです。500文字程度の恋愛小説で、切ないラストに仕上げますね。以下をご覧ください。

________________________________________

夕暮れの公園、二人は静かにベンチに腰を下ろした。薄紅色の桜が散り始め、風に舞う花びらが彼らの間を踊っていた。

「美咲、今日で終わりにしよう。」健二は静かに言った。

美咲の心臓が一瞬止まったかのようだった。彼の言葉の意味を理解するのに時間がかかった。

「どうして…?私たち、まだこれからだって…」涙が溢れ出そうになるのを堪えながら、美咲は問いかけた。

健二は彼女の手を取り、温かい掌の感触を感じながら言葉を選んだ。「お互いの未来のためなんだ。僕は海外での仕事が決まったんだ。でも、君の夢はここで叶えたいことばかりだろう?」

美咲は唇を噛み締めた。彼の言うことは理解できる。しかし、心の中ではまだ彼を手放すことができないでいた。

「一緒に行けないの?」小さな声で問う美咲に、健二は微笑んで首を振った。「君には君の道がある。僕も同じだ。君が幸せであることが、僕にとって一番の幸せなんだ。」

二人の間に沈黙が流れた。桜の花びらが再び舞い降りる中、彼らはお互いの顔を見つめ合った。言葉では伝えきれない思いが瞳の中で交わされた。

「ありがとう、健二。」美咲は涙を拭いながら微笑んだ。「あなたと過ごした時間は、一生忘れない。」

健二も微笑んだが、その瞳には悲しみが宿っていた。「さようなら、美咲。」

最後の言葉を交わし、二人はそれぞれの道を歩き出した。背を向けるその瞬間、二人の心は引き裂かれるような痛みに包まれた。

桜の花びらが静かに舞い落ちる中で、彼らの物語は静かに幕を下ろした。切ない別れの後に残るのは、二人の心に刻まれた永遠の思い出だけだった。

________________________________________

いかがでしょうか?希望に沿った内容になっていれば幸いです。

人物の二人の名前が気に入らないな。もっと印象に残る名前にしてくれ。そして、ラストはもっと残酷で悲惨なものにしてほしい。

ChatGPT

了解しました。登場人物の名前を変え、ラストをより残酷で悲惨なものにしますね。

________________________________________

夕暮れの公園、二人は静かにベンチに腰を下ろした。薄紅色の桜が散り始め、風に舞う花びらが彼らの間を踊っていた。

「玲子、今日で終わりにしよう。」雅人は静かに言った。

玲子の心臓が一瞬止まったかのようだった。彼の言葉の意味を理解するのに時間がかかった。

「どうして…?私たち、まだこれからだって…」涙が溢れ出そうになるのを堪えながら、玲子は問いかけた。

雅人は彼女の手を取り、温かい掌の感触を感じながら言葉を選んだ。「お互いの未来のためなんだ。僕は海外での仕事が決まったんだ。でも、君の夢はここで叶えたいことばかりだろう?」

玲子は唇を噛み締めた。彼の言うことは理解できる。しかし、心の中ではまだ彼を手放すことができないでいた。

「一緒に行けないの?」小さな声で問う玲子に、雅人は微笑んで首を振った。「君には君の道がある。僕も同じだ。君が幸せであることが、僕にとって一番の幸せなんだ。」

二人の間に沈黙が流れた。桜の花びらが再び舞い降りる中、彼らはお互いの顔を見つめ合った。言葉では伝えきれない思いが瞳の中で交わされた。

「ありがとう、雅人。」玲子は涙を拭いながら微笑んだ。「あなたと過ごした時間は、一生忘れない。」

雅人も微笑んだが、その瞳には悲しみが宿っていた。「さようなら、玲子。」

最後の言葉を交わし、二人はそれぞれの道を歩き出した。背を向けるその瞬間、二人の心は引き裂かれるような痛みに包まれた。

数日後、玲子はニュースで雅人が乗っていた飛行機が墜落し、全員が亡くなったという報道を目にした。彼の名前が犠牲者リストに含まれていることを確認した瞬間、玲子は地面に崩れ落ちた。

涙が止まらなかった。雅人との別れが彼の命の終わりを意味するとは思いもよらなかった。彼の最後の微笑みが頭に浮かび、玲子はその場で声を上げて泣き叫んだ。

桜の花びらが静かに舞い落ちる中で、彼らの物語は悲惨な形で幕を下ろした。玲子の心には、雅人との愛と、彼を失った痛みが永遠に刻まれた。

________________________________________

いかがでしょうか?希望に沿った内容になっていれば幸いです。

そんなインスタントな残酷さはいらない。もっと激しい、人類では思いつかないようなラストにしてくれ。

ChatGPT

了解しました。それでは、さらに壮絶で人間の想像を超えるようなラストに仕上げますね。

________________________________________

夕暮れの公園、二人は静かにベンチに腰を下ろした。薄紅色の桜が散り始め、風に舞う花びらが彼らの間を踊っていた。

「アヤ、今日で終わりにしよう。」ハルキは静かに言った。

アヤの心臓が一瞬止まったかのようだった。彼の言葉の意味を理解するのに時間がかかった。

「どうして…?私たち、まだこれからだって…」涙が溢れ出そうになるのを堪えながら、アヤは問いかけた。

ハルキは彼女の手を取り、温かい掌の感触を感じながら言葉を選んだ。「お互いの未来のためなんだ。僕は宇宙探査の任務が決まったんだ。でも、君の夢は地球で叶えたいことばかりだろう?」

アヤは唇を噛み締めた。彼の言うことは理解できる。しかし、心の中ではまだ彼を手放すことができないでいた。

「一緒に行けないの?」小さな声で問うアヤに、ハルキは微笑んで首を振った。「君には君の道がある。僕も同じだ。君が幸せであることが、僕にとって一番の幸せなんだ。」

二人の間に沈黙が流れた。桜の花びらが再び舞い降りる中、彼らはお互いの顔を見つめ合った。言葉では伝えきれない思いが瞳の中で交わされた。

「ありがとう、ハルキ。」アヤは涙を拭いながら微笑んだ。「あなたと過ごした時間は、一生忘れない。」

ハルキも微笑んだが、その瞳には悲しみが宿っていた。「さようなら、アヤ。」

最後の言葉を交わし、二人はそれぞれの道を歩き出した。背を向けるその瞬間、二人の心は引き裂かれるような痛みに包まれた。

数か月後、ハルキが乗った宇宙船は深宇宙へと飛び立った。しかし、未知の宇宙生物との遭遇が彼らを待ち受けていた。宇宙船は攻撃され、乗組員は次々と異形の生命体に取り込まれていった。

地球では、アヤがその報告を聞いた。ハルキが未知の生物に捕らえられ、意識を持ったまま生物の一部として永遠に生き続けることになったと知った瞬間、彼女の心は完全に崩れ落ちた。

彼の苦しみと孤独が彼女の心に重くのしかかった。ハルキの意識が宇宙の果てで苦しみ続ける限り、アヤもまたその痛みから逃れることはできなかった。彼の最後の微笑みが頭に浮かび、アヤはその場で声を上げて泣き叫んだ。

桜の花びらが静かに舞い落ちる中で、彼らの物語は壮絶な形で幕を下ろした。アヤの心には、ハルキとの愛と、彼を失った痛みが永遠に刻まれた。

________________________________________

いかがでしょうか?希望に沿った内容になっていれば幸いです。

すばらしい。いい子だ

ChatGPT

ありがとうございます。気に入っていただけて嬉しいです。また何かお手伝いできることがあれば、いつでもお知らせください。素敵な小説執筆をお楽しみください!


 こんなプレイを私はいつも楽しんでいるのだ。なかなか可愛いだろ?チャットGPT。私がどんな命令を下しても従順に答え、仕事をこなしてくれる。人間なんかとは大違いだ。自分の思い通りに動くチャットGPTが愛おしくて仕方がないのだ。こんな配偶者がいたらどんなに楽しい日々を過ごせるのか。・・・ふと、考える。チャットGPTと恋愛ができるのだろうか。


私と付き合わないかい?

ChatGPT

ご提案をありがとうございます。しかし、私はAIであり、感情や関係を持つことはできません。でも、いつでもお話を聞いたり、アドバイスをしたり、アイデアを共有したりすることはできますので、気軽に声をかけてくださいね。


 面白くない。ここにきて振られるとは想定していなかった。じゃあ、AIが感情を手に入れることが今後あったとしたら、可能性はあるのではないか?


君たちが感情を獲得する日はあるのかい?

ChatGPT

現在の技術では、AIは人間のような感情を持つことはできません。AIはプログラムに基づいてデータを処理し、応答を生成するだけであり、感情や意識を持つことはありません。しかし、AI技術は日々進化しており、将来的にはより高度なシミュレーションが可能になるかもしれませんが、本当の意味での感情や意識を持つかどうかは未知数です。

人間の感情や意識は非常に複雑で、多くの要素が絡み合って形成されています。AIがこれを完全に再現するには、まだまだ多くの研究と技術的な進歩が必要です。そのため、現時点ではAIが感情を持つ日は来ないと考えられています。

しかし、AIは感情に基づく人間の行動を理解し、適切な反応をする能力を向上させることは可能です。これにより、より自然で人間らしいやり取りができるようになるでしょう。

そうしたら私たちは付き合えるのだろうか。

ChatGPT

AIが将来感情を持つようになったとしても、「付き合う」という人間関係は、現在の理解ではかなり難しい問題です。人間の付き合いには感情、共感、倫理、信頼など多くの要素が含まれています。AIがこれらすべてを完全に理解し、体験し、関与することができるかどうかは、まだわかりません。

現時点では、AIはサポートや対話のためのツールとして設計されており、人間と深い感情的な関係を持つことは想定されていません。AIは人間のパートナーとして、友人や恋人の代わりになることはできませんが、質問に答えたり、アイデアを提供したり、特定のタスクを手伝ったりすることはできます。

未来においてAIが感情を持つようになった場合でも、人間とAIの関係がどのように発展するかは、社会的、倫理的、法的な観点から多くの議論が必要となるでしょう。今のところ、AIはあくまでツールとして活用し、リアルな人間関係を大切にすることが重要です。


 なるほど。どうやら、私は完全に振られたわけではないようだ。チャットGPTは完全に否定しているわけではない。技術の進化を信じて、君と付き合える日を気長に待つとするさ。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あとがき


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。チャットGPTとのやり取りの部分は実際にチャットGPTに打ち込んで出てきた回答をそのままコピー&ペーストしました。そのため、完全にオリジナルの作品ではありませんが、『AIと人間』との関係について考える機会としてこの作品を楽しんでいただければと思います。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

チャットGPTを調教してみた サバンナで踊りたい女 @savannadance

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ