雲の上のボクだけの浮遊生活。人間の愚行を眺めながら釣りをする。この快感に勝るものなし!

@k0905f0905

第1話

ボクは今、雲の上だ。

雲の上は快適だ。

ボクは寝ころびながらスマホを眺め、

ただゴロゴロしている。

ボクは一日中釣りをしている。

別にこれといったものは釣れないが

ただボーっとしていると

無我の境地になって

非常に気持がいい。

「よーっ」

突然、そのとき友人たちが

大挙して押しかけてきた。

「ひさしぶりだなあ。元気か?」

元気かって、おまえたちが来るまでは

元気だったけど途端に元気が

なくなったわい。

「なあ、おまえに5万円貸してたよなあ」

友人のひとりが思い出さなくてもいいことを

想い出した。

「あっ、そうだったっけ?」

ボクはとぼけてやり過ごそうとした。

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