instant karma

第14話 小金井の謎

　3月1日

　舞浜駅前に日本最大級のディズニーショップ「ボン・ヴォヤージュ」がオープン。

　JR西日本桜島線にユニバーサルシティ駅が開業、同線に「JRゆめ咲線」の愛称が付けられる。

東京地検、KSD事件で村上正邦元労働大臣を収賄容疑で逮捕。

　小山の事件を解決した明智真一と時生は、新たな手がかりを追って小金井へと向かった。小金井には、井伊と今川という二つの大きな勢力が対立しており、その裏に深い闇が潜んでいるという情報があった。

　到着した彼らは、まず地元の情報屋を訪ねた。情報屋は、小金井での対立が原因で多くの人々がワーキングプアの状態に追い込まれていることを語った。

「ここでは、多くの人が昼夜働いても生活が苦しい状態なんです」

　梅津栄（うめづさかえ）に似た情報屋は悲しそうに語った。

　真一は、小金井での情報を集める中で、井伊の一員が残した重要な留守番電話のメッセージを手に入れた。メッセージには、井伊と今川の取引に関する情報が含まれており、それを手掛かりに二つの勢力の裏を探ることにした。

「この留守番電話のメッセージが、次の手がかりになる」

　真一はそう言って、メッセージを解析し始めた。

　解析の結果、井伊と今川が裏でY字型の取引ルートを利用して、不正な取引を行っていることが明らかになった。その取引は、小金井の貧困層をさらに追い詰めるものであった。

　真一と時生は、井伊と今川の取引現場を突き止め、その証拠を押さえるために動き出した。

　取引の現場に到着した二人は、井伊と今川の勢力が集まっているのを確認した。そこでは、取引が進行しており、多くの人々がその犠牲となっていた。

「ここで終わりにする」

　真一は決意を固め、取引現場に突入した。

　激しい戦闘の末、井伊と今川のリーダーたちは捕まり、取引の証拠も押さえられた。小金井の人々にとっては、これが新たな希望となる始まりであった。

　事件が解決した後、真一と時生は小金井の街を歩きながら、今後の計画を話し合った。彼らの戦いは続いていたが、その先には新たな希望が見えていた。

「これからも戦い続ける」

　真一は静かに語った。

「そうですね。どこへでも行きましょう」

　時生もまた決意を新たにした。

　二人の探偵は、再び新たな戦いに向けて歩み出した。彼らの決意と勇気は、どんな闇も打ち破る力となるだろう。