第83話 二人で探索

朝になり綾子と一緒にダイニングにやってくると、テンションMAXな友美が近付いてきた。


お弁当を手伝ってもらいながら作ったんだ!と楽しそうに報告してくれる。


この子の笑顔には、相手まで元気にしてしまう力があるのかな?

弁当楽しみだな!と俺も元気に返した。


今日はどうやって過ごしたいか聞いてみると、レベルが低すぎるから何とか皆に追い付きたいと言う。


5くらい上げたいのね。

低いうちは上がりやすいから何とかなるかな?無理のない範囲でやってみよう。


朝食を食べた後に、しっかりと打ち合わせをする。


友美は銃術を取ったそうだ。

それならウィンドカッター玉を使えるのでレベル上げが楽になるぞ。


着替えるため部屋に戻ろうとすると、友美から服を渡された。

分かります、これを着ろと言うのですね。


茶色がメインの衣装を受け取り、部屋で着替えてみる。


アニメやゲームでありそうな軍服だな。

ちょっとカッコいいと思ってしまった。

今日は俺も銃にしようかな。


着替え終ったので友美の部屋に迎えに行く。

そうして欲しいと言われていたからだ。


扉をノックすると友美が顔だけを覗かせて、入って!と言って中に引っ込んだ。


中に入ると、お揃いの軍服なのだろう。

女性用の可愛らしい軍服姿の友美がポーズをとっている。


ここは褒めるところだな。

おおっ!可愛いな!凄い似合ってるよ!と言うと、ホントに?ありがとー!嬉しいな!とテンション高く喜んでくれた。


可愛いのも似合ってるのも嘘ではないが、恥ずかしいので出掛けることにしよう。


お馴染みの富士山の頂上に転移してきた。

ここから北上した時に、多くの猿のモンスターがいたからな。

今回は数で勝負だな。


早速、友美にウィンドカッター玉を1000発しまってもらい、改造エアガンも二種類渡した。

通常玉も時間がないので1000発だけ渡しておいた。


昼まで三時間、たっぷりモンスター狩りを楽しもう!

レベルアップしたらスキルを取るから言うように伝えて、富士山を飛び立った。


最初のレベルアップは早かった。

三体の猿モンスターを倒したら上がってしまった。


スキルポイントを使い気配感知を取得してもらい、その後の狩り効率を上げていく。


猿の数が凄いな!50体以上の群れに遭遇してしまった。

逃がさないようにしなくては!


友美にどんどん撃つように言って、俺は群れのボスを探してみる。

可能ならテイムしてみようと思うのだ。


ボスをテイムしたら群れごと手に入らないか試してみたい。


成功したら他にも狼やライオン、象に蜜蜂などでも試したい。


見つからないな。

実は友美が既に倒してしまったのかな?

ボスって背中に書いてある訳じゃないから、分からないな。


偉そうにしてる奴がいると思ったのだが、そんな奴は見つからなかった。


そうこうしている内に、友美が全部倒しきってしまった。


逃げだしそうな奴は転移で連れ戻したので、全滅させたのかな?


レベルアップもしたそうだ。

スキルは何が良いかな?

魔力の無駄遣いをなくすために魔力操作が良いかな。


その後も猿の群れをいくつか壊滅させているが、ボスがいないんだよな。


もしかして群れの総数は凄い事になってるのか?それを小出ししてきているのなら群れにボスがいないのも納得できる。


昼食の時間だし、一度安全な場所に移動してから考えてみよう。


という事で、またまたやって来ました富士山頂。

ここで今日も弁当を食べようと思う。


ここまでに3もレベルアップした友美は楽しそうに弁当を食べている。


この唐揚げは私が揚げたんだよ!と食べさせてくれるが、慣れていないからか恥ずかしそうにしている。


俺も食べさせてもらいながら美味しいよ、と答える。

可愛い女の子が俺の為に作ってくれた弁当は本当に旨い!


友美はたぶん外見に自信がないのだろう、スキンシップを遠慮している様に見えるんだよな。


おじさんからしてみれば十分可愛く見えるのだが、本人はそう思っていないみたいだ。


少しこちらから押してみるか。

プライドポテトをつまみ、咥えててと言って友美に差し出す。


素直に咥えてくれる友美に顔を近付けていくと、何をしたいのか分かったのだろう、期待した顔でポテトを少し付き出してくる。


出ているポテトだけを食べるなんて事はせず、舌を使い中のポテトまで奪い取る。


恥ずかしそうな友美に可愛いな、と伝えるとホントに?と少し不安そうだ。


「ホントに可愛いよ、我慢出来なくなりそうだ」


「我慢は良くないから…いいよ」


空間固定の壁で外部と遮断して、友美を可愛がっていく。

可愛いよと何度も伝え、少しでも認識が改まるようにしていく。


一時間程可愛がり、弁当の残りを食べてからレベル上げを再開した。

ご機嫌な友美は、午後も張り切っており無事に目標を達成した。


一日で5レベルアップを達成したので、拠点に戻ってきた。

結局、猿のボスは発見出来なかった。


リビングに入ると友美が沢山レベルアップしたよ!と皆に報告している。


皆から良く頑張ったね!や、おめでとう!と返答をもらい、嬉しそうに笑っている友美はやっぱり可愛いよね。


皆との夕食も終わり部屋で友美がくるのを待っている。

昼の刷り込みが効果あったのか、着てみたかったが私が着ても…と自信を持てなかったコスプレをしてくれるらしい。


定番のだから下手に期待しないでね!と言っていたので、よくあるやつなのだろう。

定番のは全部大好きです!楽しみだな。


ノックがしたので扉を開けて迎え入れる。

可愛いメイドさんが入ってきた!


俺は扉を閉めてから抱き締め、可愛いよ!と伝える。

もっと良く見せて、と言ってじっくりと見ていくと、とても恥ずかしそうにしているのが更にそそりますな!


可愛いメイドさんに奉仕され、最高な夜を過ごしました。

本日も大変良かったです!

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