第79話 二人で探索
昨日は少し張り切りすぎたかな?
真理が起きれそうにないので、そのまま部屋で休んでいてもらおう。
ヒールをかけたので、休んでいれば体力も回復するだろう。
俺は体力増強と疲労回復を持っているので、問題なく回復している。
ダイニングで皆と朝食を食べて、今日のお相手の里見と打ち合わせをしていく。
二人で色々と見て楽しみたいそうなので、何かないかな?と考えてみる。
思い付かないよね。
俺も経験あまりないからな。
仕方ないので何か欲しいものを思い返してみる。
鰻が良いな。
富士山の少し先に鰻の養殖で有名な湖があったよな。
本格的な夏の前に食べるべき食材だよね。
目的地も決めたので、着替えて外で待っていると里見の準備も終ったようだ。
本日の里見の服装は可愛い!
たしか元祖童貞を殺す服?そんな風に言わなかったか?
白いブラウスにウエストをキュッと絞ったロングのスカート。
めっちゃ好みです!
「凄い可愛いね!似合ってるよ」
と言うと恥ずかしがりながらも喜んでくれた。
清楚な雰囲気の里見に合いすぎてる!
その上、主張の激しいお胸様が更に強調されていて目が離せない。
「嫌じゃないですけど、見すぎだよ!
恥ずかしいです」
恥ずかしがる里見にゴメン!と謝って手を差し出す。
しっかりと里見が手を繋いでくれたので抱き寄せ、それじゃあ出発するよ、と声をかけて転移した。
元々お嬢様っぽくて清楚な感じが好きだった里見が、レベルアップの効果で更に可愛らしくなっている。
それがこんな可愛さアップ服を着ていたら目が離せないのは仕方ないよね?
と心の中で言い訳しておいた。
富士山の頂上に転移して周りを見渡す。
危険はないな。
暫く周辺を警戒して動かずにいると里見が
「転移って抱きつかなくても良かったですよね?それと、いつまでこうしてるのですか?」と聞いてくる。
「無理。
危険が無いか確認し終わるまで?」
分かりました、と納得してくれた里見と暫く抱き合ってから移動を開始した。
朝から服にシワが出来ちゃったじゃないですか、と文句を言いながらも楽しそうな里見と手を繋いで飛んでいく。
里見もスキルポイントが残っていたので気配感知と銃術を取ってもらい、道中のモンスターは撃ち殺してもらう。
改造エアガンはやはり優秀だな。
女性陣が強くなってくれると俺も安心なので、どんどんとレベルアップしてもらおう。
低空飛行で進んでいるので、地上と上空の両方のモンスターを倒せるので効率が良いな。
最初は魔力を込める量の調整に苦労していたが、レベルアップ後に魔力操作を取ってからはうまく調整出来ている。
里見に練習してもらいながらゆっくりと進んできたが、二時間ほどで目的地に到着した。
養殖場の看板が出ているが、鰻は生き残ってるかな?
共食いしてなければいいが。
養殖場の中を調べてみると、いるにはいるけど養殖してるって程はいないな。
どうやら囲いを破って逃げ出したみたいだな。
湖の中で混ざってしまったので、養殖か天然か区別がつかないな。
まあ、どちらでも良いのだが。
どうやって捕まえようかな?海の時みたいに釣るか?色々と試してみよう。
先ずは5m四方で壁の高さ50cmの鉄の箱を気配感知の反応が多いところに沈めておく。
持ち上げる時に水が抜けるように、底面に小さな穴を沢山開けておいた。
沈めた時に逃げてしまったので暫く放置だな。
戻ってきて中に入ってくれたらいいな。
待っている時間は釣りをしてみよう。
海で使ったイカ君竿からイカを外しタコを付ける。
タコ君竿の完成だ。
イカ君竿は捕獲モードで獲物を足で突き刺し捕まえるのだが、鰻は殺さない方が良いので吸盤たっぷりの八本足で捕まえるタコ君の出番となる。
タコ君竿を里見にも渡して、使い方を説明しながら実践してみる。
上空に作った足場から竿を出しタコを下ろしていく。
水深がよく分からないので反応のある1m上で一旦止める。
ここで捕獲モードに切り替えて魔力を流して様子見だな。
すぐに何かを捕まえたようなので巻き上げモードにして上げていく。
おおっ!大きな鰻がタコに捕まれて上がってきた。
里見も大きさに驚いた様だが、楽しそうに手を叩いて喜んでいる。
次に里見にも釣り上げてもらい問題無さそうなので、暫く釣りを楽しむ。
待たなくていい釣りって楽しいね!
一時間もすると飽きてきたので何処かで昼食にしようと思う。
里見が近くにあった花が沢山咲いていた公園がいいと言うのでそこにしよう。
花が綺麗に見える上空に空間固定で足場を作り、そこで弁当を食べることにした。
凄い景色だな。
近くに動物園があるのか、キリンが見えるぞ。
道理で近くに人がいないんだな。
ライオンとか虎とかもいるだろうから、人が簡単には近寄れないよな。
今日の弁当は料理組に手伝ってもらうも里見作の物もあるそうで、この卵焼きは自信作だよ!と右隣から食べさせてくれる。
美味しいよと伝えるが、右腕にあたる感触が俺の意識を奪っているので、食事に集中出来ていない。
そんな俺に気付いてるのかどうか分からないが、右腕の感触がなくなることはなかった。
とても美味しいお弁当でした!
里見も美味し…内緒です!
食後も少し休憩をしてから、仕掛けた箱を回収に湖に戻ってきた。
箱を浮遊で浮かせてみると、大量の鰻が入っている。
どうしよう?こんなに要らないな。
鰻は捌く直前まで生かしとかないといけないとだけ知識はあるのだが、なんでだろう?
うーん、分からないので取り敢えず箱のまま次元空間に入れておく。
最悪、一気に捌いてアイテムボックスにいれてしまおう。
料理組に手伝ってもらえばなんとか捌ききれるだろう。
その後は近場のお土産屋さんを物色したり、モンスターを狩ってレベル上げをしたりしながら、夕食前には拠点に戻ってきた。
料理組に大量の鰻を見せると、泥抜きをしなくてはいけないそうで、一週間位毎日水を交換して下さい、と言われた。
泥抜きをするために生かしておかないといけないのね。
勉強になりました!
その後、夕食も済ませ部屋で里見を待っている。
昼食後の味見だけでは足りなかったのでハッスルしたいのだ。
部屋にやってきた里見は薄いガウンを羽織っている。
着替えてしまったのか、と少し残念に思ったが、それは間違いでした!
ガウンを脱いだ下には童貞を殺すセーター等と呼ばれるとても素晴らしい衣装をお召しでした。
里見の破壊力抜群なお胸様が揺れて、もう堪りません!
童貞ではないのに童貞用の服にやられてしまい、本日も大変楽しませて頂きました!
とても良かったです!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます