第35話 クリスマス
目が覚めて横を見ると、志帆が気持ち良さそうに、眠っている。
普段は綺麗だが、目を閉じていると可愛い感じになるな。
お胸様を擦りながら、二人とベッドにクリーンをかける。
志帆に起きる気配がないので、一人で食堂に向かう。
まだ8時だから、無理に起きる必要はないので、寝かせておいた。
食堂では由香里、未来、穂香、和美の四人で、クリスマスの飾り付けをしたいね、と話している。
もうそんな季節か、と思い見ていると、未来から呼ばれる。
「高遠さん、ちょうど良かった!何かクリスマスの飾りに使えるものを持ってませんか?」
「ここの一階にあった物は、大体回収してあるから、大抵の物は持ってるよ。
ツリーとか出そうか?」
大きいのが良いと言うので、一番大きなやつと、小さいのも三個出しておいた。
その他にもサンタやトナカイの置物や、電飾とオーナメントも出しておく。
どこで回収したか覚えてないが、サンタの衣装もあったので、こっそり置いておく。
サイズは、子供用から大人用まで取り揃えておいた。
楽しそうに準備しているので、今日はステータス獲得はお休みかな?
別に慌てる必要もないので、のんびりやっていこう。
由香里も楽しそうなので、昨日の状態を引きずってない様で、安心した。
缶コーヒーを飲みながら、飾り付けを眺めていると、残りのメンバーも集まってきた。
志帆に、置いていった!と文句を言われていると、周りから、あらあら?、まあまあ!、と温かい視線で見られる。
隠す事ではないが、恥ずかしいので、やめて欲しい。
今日は1日、飾り付け等をやるそうなので、俺は探索に行こうと思う。
マップの表示エリアを広げておこう。
早速、マップの端に転移して、その先を探索していく。
少し都会方面にも、探索範囲を伸ばしていく。
都会には、生存者が多く残っていると思うので、調べておきたい。
県境を越えて、進んでいく。
上空で襲ってくる鳥は、いつも通り魔法で処理する。
暫く進んでいると、前方に多くのモンスターの反応が現れる。
牧場だったのであろう、そこには沢山のモンスターがいた。
馬や牛、豚にヤギっぽいのも見られる。
大きさがヤバイな。
ダンプカー位ありそうなのもいる。
食料確保にちょうど良いと思い、各種数体狩っていく。
アイテムボックスで解体し、取り出した肉を鑑定で調べる。
どれも、食用可と書いてある。
試しに、一口サイズに切った肉を、火魔法で焼いてみる。
普通に焼けるな、焼けにくくなったりは、していない様だ。
塩を少しかけ、さて実食。
普通に美味しい肉だった。
これは良いな、食事が更に楽しくなりそうだ。
牛と豚をメインに狩っていく。
こいつらは繁殖するのだろうか?してくれないと、いずれいなくなってしまうので、是非、励んで頂きたい。
まあ、一体の大きさが5倍程あるので、取れる肉の量は半端ない、暫くは困らないと思う。
牛と豚の肉は、大量に確保したので、鶏肉も欲しくなった。
出来れば卵も欲しいな。
タウンページで、養鶏場を探してみる。
結構近くにあるな。
行ってみよう。
進路を変更し、養鶏場へ向かった。
到着した養鶏場は賑やかだった。
やはり5倍位に大きくなった鶏達が、大量にコケコケ言って騒いでいる。
壁が壊され、ボロボロになった建物の中を、透視で見てみると、デカい卵がある。
鑑定で調べてみると、無精卵、食用可と書かれている。
有精卵は見当たらないな。
取り敢えず、鶏モンスター数体を狩り収納。
卵は新鮮なのを、クリーンで綺麗にしてから収納していった。
こいつらを飼えば、安定して卵が手に入るか?と思ったが、今はやめておこう。
うるさいので中では飼えないし、外で飼ったら、他のモンスターを呼び寄せてしまいそうだ。
環境を整えられたら、考えよう。
本日の収穫に満足しながら、拠点に戻る。
皆に収穫の報告をすると、大いに喜んでくれたが、料理にIHのコンロやオーブンレンジ等を使いすぎると、太陽光発電からの蓄電だけでは不安があると言う。
冬場でエアコンをフルに使っているのも、電力消費が大きいそうだ。
蓄電量が今でギリギリ、足りている状況なのだそうだ。
確かに、スタッフルームだけで生活していた時と違い、今はホームセンターの二階部分、全てのエアコンを稼働させている。
俺は、暑寒耐性を持っているので気にしてなかったが、真冬だからエアコンないと寒いよな。
電気を大量に用意出来れば良いのだが、方法が思い付かない。
仕方ないので、石油ストーブを大量に設置した。
石油ファンヒーターは電気を使うので、昔ながらの石油ストーブだ。
灯油は、ガソリンスタンドから大量に確保してある。
石油ストーブのタンクをアイテムボックスに入れて、石油と合成すると満タンに出来たので解決だ。
うん、都合良すぎるが、出来たのだから良いだろう。
冬の間は、これでなんとかなるだろう。
夏は、その時に考えよう。
夕食に肉料理が加わり、皆で美味しく頂いた。
皆は、その後も飾り付けをするそうなので、部屋に戻る。
今日は肉確保で張り切ったため、レベルが一つ上がっている。
スキルポイントを使っていこう。
支援樹のスキルも魅力的だが、素のステータスを強化しようと思う。
割り振った結果がこちら
名前 高遠雅人
性別 男性
年齢 46
レベル 17
解放ツリー 全能樹
スキルポイント 30
HP 1800/950+100%
MP 1540/850-30+100%
攻撃力 242+100%
耐久力 248+100%
俊敏性 252+100%
魔法力 229+100%
精神力 230+100%
魅力 49+100%
スキル:獲得経験値アップ(U)・獲得スキルポイントアップ(U)・アイテムボックス(S)・火魔法(4)・水魔法(4)・風魔法(4)・土魔法(4)・光魔法(4)・闇魔法(4)・錬金魔法(4)・時空魔法(S)・気配感知・危機感知・隠密・毒耐性・麻痺耐性・暑寒耐性・精神耐性・性交術・鑑定・絶倫・MP回復力上昇・MP消費減少・飛行・浮遊・動体視力向上・暗視・遠視・並列思考・思考加速・体術・格闘術・剛力・医術・解析・透視・催眠術・強化・マップ・索敵・調査・身体操作
強化樹のHP・MP・魅力以外の項目をMAXまで上げた。
魅力は1だけ振ってみた。
一気に上げて、見た目が変わりすぎても、困るからだ。
ステータスを一気に上げすぎて、力加減が上手くいかないので、支援樹から身体操作のスキルを取った。
常時発動型で、身体の操作が上手くなるそうだ。
これで普通に生活出来る。
危うく女性達を、突き殺してしまうところだった、危なかった。
身体の動きを確かめ、安心していると真理がやって来た。
話を聞いてみると、他の女性達の話を聞いて、自分も我慢出来なくなったらしい。
恥ずかしそうに、お願いできますか?なんて言われたら断れるわけないでしょ!
その夜は性交術を使い、真理が満足するまで楽しんだ。
素晴らしく良かったです!
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