それは言葉にできないメッセージ/自傷行為
リストカットってなんだと、思いますか?
若い世代の病んでいる人を中心に沢山の人がリストカットをしています。
もちろんリストカットだけではなく、腕を切ったり脚を切ったり、身体の一部を切ったり。
それらの行為の総称として、自傷行為と呼ばれています。
多分……、皆さんの周りに一人や二人必ずいます。
自傷行為を見て、どんな思いを感じますか?
なんで切ったりするんだろう? と疑問に思ったりしませんか?
『気持ち悪い』
『意味わかんない』
『関わりたくない』
そんな思いを抱いてしまうのが大多数だと思います。
周りを見回しても、そんな事してる人、一人もいないよ。という人の方も多いでしょう。
当然です。
自傷行為をしている人達にとって見られたくないものですし、触れて欲しくないものなのです。
見られて否定的な事を言われたくありませんから、巧妙に隠しています。
自傷行為は、その人達にとっての一つの言葉であり。
アイデンティティでもあるのです。
では、何故自傷行為をするのか? 自傷行為をする理由はもちろん、ひとそれぞれだと思いますけれど、私は言葉。伝えたいけれど、伝えられない言葉なんだと思います。
そう、メッセージという言葉ばぴったりなんじゃないでしょうか?
辛い気持ちや、苦しい気持ち、悲しい気持ちも。
自傷行為というメッセージにのせて吐き出しているのです。
辛い。苦しい、悲しい……。そんな気持ちを否定されたり、気持ち悪いと言われたら嫌じゃありませんか?
『だからメッセージ』
もちろん、そのメッセージの中には、理解をして欲しい、助けて欲しい。
というメッセージも含まれているのです。
多分、心の病と同じ、自傷行為も切った人にしかわからない事です。
もちろん、理由もなく切っただけでは、わからないと思います。
自傷行為が、メッセージや言葉である。 と気づいたのは、私自身切ったことがあるからわかった事なのです。
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