第3話 (謙虚に筋道立てた)論理と、その実践では負けない中国

<善く戦う者は敗れず>

アメリカの狂的軍事力には世界中の誰もが敵うべきものではありませんが、中国人は論理で・話合いで・スピリットで、これに対抗することができる。

2021年の米中天津会談とは、過去、世界中で無数に行なわれてきた欧米人たちの会議だの会談、交渉や折衝といった(空虚で中身のない)レトリック(修辞法・修辞学・美辞・巧言)世界では見られない、いかにも中国人らしい「現実にぶん殴り・蹴って・投げる」というスピリットに充ち溢れている。

相変わらずの欧米式レトリック(空虚な論法)という小手先の技術を弄するアメリカ外交団に対し、中国人は実のある対話・現実を伴う交渉を懸命に追求しているのです。

親方日の丸・世襲制おままごと政治家や官僚をやっている、現在の韓国脳日本人とはちがい、中国人の要人とは、叩き上げの(よく鍛えられた)優秀な人間ばかり、ということがよくわかります。

そんな、いわば14億人の科挙というほどの難関をくぐり抜けてきた優秀な彼らに対抗できる日本人とは「コンピューター付きブルドーザー」と呼ばれた、在来種純粋日本人故田中角栄(1918~1993)首相、ただひとりだけでした。


<月を斬る>

真理の裏表を体験し哲学する大学日本拳法人は、ここを押さえておくべきです。

  中国人は月を斬る。

  アメリカ人(エリート)に月は斬れない。水に映る月の陰を切っているだけ。

  ケンブリッジ・オックスフォード・ハーバー式欧米のレトリック(口ばかりで相手をやり込めようとする、詐欺的言辞)という次元がスタンダード(業界標準)であるという、従来からの私たちの認識は錯覚であり、「米中天津会談」に見るような、中国人の論理・話の進め方・ものの見方という「異次元」こそが、私たち大学日本拳法人にとってはmake sense(筋が通る・もっともである)なのではないでしょうか。


口先ばかりで心のこもっていない欧米人と、心と言葉が一致している中国人の違い、ということなのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る