地上に出た。約2週間ぶりだ。


「さて。ここで悪いけど、ツカサには死んでもらうわよ」


ティルはいきなりそんなことを言ってきた。


「どういうことだ?」

「それがダンジョンコアからの命令だからよ」

「だがお前は俺より弱いんだろ?」

「そうさっきまで、ね」

「さっきまで?」

「そう。私は地上に出ることによって100%の力を出せるようになったのよ」

「ほう」


ダンジョン内のほうが狭いから本気を出せない。ってことかな。


「だから大人しく死になさい。エンシェントファイヤ!エンシェントサンダー!エンシェントタイフーン!エンシェントブリザード!」


とりあえず『凄い炎』と『凄い雷』と『凄い嵐』と『凄い吹雪』が凄い感じでなんかしてくる。


「聞いたことない技だな」

「これはエンシェントドラゴンしか扱えない伝説の魔法よ。さあとくと味わいなさい」

「残念だけど食うつもりはない。技能神フォース・カウンター!」


パリーーーーーーン(実際にそういう音がなっているわけではない)

俺はエクストラスキルのフォース・カウンターを使い、ティルの魔法をすべて跳ね返す。


「なっ!全部跳ね返したですって!?キャァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーー」


エンシェントドラゴンは死んだ。


[神滅のダンジョンを攻略しました。報酬としてロストマジックの書を手に入れました。無限収納に収納します]


ロストマジック?聞いたことがない魔法だな


[ロストマジックとは失われた魔法、現代では使われていない魔法、及び使い方がわからない魔法です]


なるほどね。むっマップに反応が魔物が魔物に襲われている。襲われているのは・・・スライムか。スライム助けてテイムするか。色々使えるからな。ロストマジックの練習を含めてだな。


「とりあえず無限収納ロストマジックの書」


ポンッという音とともに煙が巻き上がり、いつの間にか分厚い本があった。表紙に文字が書いてあるが、読めない。それにしても、効果音が微妙だな。そんなことは置いておいて、まずは炎系の魔法から。


「ロストマジック獄炎、蒼炎、神炎」


ボウッボワッドカン!

敵は全滅した。地形が変わった。ロスト系使うタイミングを考えた方がいいな。さてスライムだな。


「技能神テイム」


俺がそう言うとスライムの周りに魔法陣が展開され、スライムに吸収される。


[スライムをテイムしました。スライムに名前をつけますか?]


「そうだな、スーラでどうだ」


ポヨンポヨン

何言ってるのかわからないな。よしスキルつけるか。


「錬成神スキル念話、吸収、擬態」


[スーラはスキル念話、吸収、擬態を得ました]


【ごしゅじんさま〜きこえる〜?スーラだよ〜】


「おう。聞こえてるぞ。俺は星守司って言うんだ。今スキルを与えたんだがどうだ?」


【よくわからないけど〜おそってきたのとそこにたおれてるのをたべればいいの〜?】


「あぁ、そういうことだ」

【わかった〜ちょっとまってね〜】


にょーーーんって感じですスーラが広がっていく。魔物を包み込んで、あ、食べた。エンシェントドラゴンも食べた。スーラの体の中で急速に死体ズが溶けていく。ちょっと気持ち悪かった。


【えーっと、えんしぇんとどらごんと、ぎんろうと、ぶらっくうるふになれるようになった〜!】


「そういえばスーラのステータスを見てなかったな。ステータスオープンスーラ」



名前:スーラ(スライム、司の僕)

レベル:4

HP:4

MP:6

SP:4

スキル:エクストラスキル:念話、吸収、擬態

加護:スライム神の加護



念話などがエクストラなのは基本それらにレベルがあるからだ。俺が作ったスキルにはレベルが存在しないから、上位スキルとして存在できるというわけだ。それにしてもレベルが低いな。


「とりあえず銀狼に擬態してみてくれ」


【わかった〜】


ウニョウニョ

スーラはウニョウニョした後銀郎に姿を変えていく。


【なった〜】


完全に銀狼になっている。この状態でステータスを見ると。



名前:スーラ(スライム、司の僕)

レベル:4

HP:4(+50)

MP:6(+50)

SP:4(+70)

スキル:(風刃レベル5):ユニークスキル:念話、吸収、擬態

加護:スライム神の加護



なるほど、擬態した魔物の能力保引き継ぐのか。しかしこのシステムだとスライムの姿の時が弱いな。スキル作るか.


「錬成神固定」


[スーラにスキル固定を錬成しました。スキルの効果によりスーラのステータスが上昇しました]



名前:スーラ(スライム、司の僕)

レベル:100

HP:9999

MP:9999

SP:9999

スキル:風刃レベル10:ユニークスキル::念話、吸収、擬態、エンシェントマジックレベル10、完全耐久レベル10

加護:スライム神の加護、竜神の加護



あっという間に最強に早変わり。


【ちからがわきでてくる~】


「スーラ、これから街を目指すぞ」


【分かった〜】


そして街に向かった。方角わかんないけど。

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