第63話 お試しゲーム配信

カレン明日って何時起きでどうゆう予定だっけ?


『明日は9時に会議プラス撮影ですので、8時起きで来るまで指定の場所まで移動という感じになりますね。移動の際は白金の車で移動ということです。」


おけよ。というか久々じゃない霧虎さん。流石に身バレがやばいから正体を知っている人の協力が必要不可欠ですからね。社長を足で使うのはどうなんだ?という疑問は霧虎さんの会社のタレントにもメリットがあるからという建前があるんです。今回の会議はリアルイベントの方の振興にもつながるのですよ。

この世は全て平行にいろいろ進んでいるんですよ。


『ゲームの準備が整いました。最初のチュートリアル用のものと自分の腕試しができるものだけではありますが完成度的には最大級のものができました。』


流石カレン、なんでもこいですね。いや〜僕の労力ほぼ無しですからね。

1番カレンがファンタジーしてますよ。じゃあやっていこうか。


-------------------------------------------------------

「ゲームの準備も整いまして、早速やっていこうと思いますよ!」


:待ってました

:すごい同接やん

:まあ配信者がミラーしてるからね

:そしたら普通減る定期

:いやに窓だろ普通に


「今回のこのゲームの時の映像だけはミラーおっけいだから、勝手に他の配信者にマナー違反だ!って言いに行くようなおいたはしないようにね」


:イエスマム!

:マムじゃないやろがい

:ここにコメントできない奴らがどうしてるのかがわかんないからね

:ここは平和でいいですね


「では初めていこうじゃないか『Echoes of the Lost Earth』の世界に」


「やあ最初の覚醒者のキミ、名前を教えてくれるかい?

ん?先に名乗れ?しょうがないな〜俺の名前はオルフェこの世界にきたのに知らないなんてことないだろうに」


「我ながらこいつちょっとうざいな。ツクヨミっと」


「ツクヨミ?なんだ不遜じゃないか?この世界にあった昔の神様の名前を名乗るなんて。まぁそんなのどうでもいいや、早速チュートリアルといこう」


「流石AI勝手にこんなに喋るのか。こっからチュートリアルね」


:すごくねオルフェ

:こんな感じで喋ってくれるんだ

:こっちから喋りかけられないのかな?


「じゃあやっていこう。」


------------------------------------------------------------

「ふう、とりあえずここまでがチュートリアルというか戦う前に知っておくことかな。これはみんなもできるようにもう少ししたらプレリリースする予定だからみんなもゲームができるまでの繋ぎにしてくれるとありがたいですよ。」


:これできるんだ

:限定的だけどやってみたい

:グラすごいから重そう

:配信者もこぞってやるでしょ


「派閥とかの説明とかクラスに関することとかのチュートリアルも随時更新していく予定だからそこらへんも気長に待っててもらえると助かります。

こっからはバトルに慣れるためのチュートリアルですよ!こっからが本番みたいなとこありますよ」


:バトルもできるんか!

:普通に早くやりたいぞ

:そりゃここれからが本番でしょ!


「よし早速やっていくんですが。これをするにはオルフェに話しかけないといけないんですよ。いたいた、この簡易マップの端っこに絶対いるんだけどね、こいつに定型分で”腕試しがしたい”と打てばこの奥にある闘技場に連れて行ってくれるようになっているんだよ」


「腕試しがしたい?ん〜まあいいよついてきな」


「ちなみにチュートリアルしてないと断られるようになってる」


:細かい

:そこで喋りかけるんだ

:他にも入れればいろいろ隠し要素ありそう

:流石にないだろこれベータ版とかでもないんだよ?


「こっからはまじの腕試しね。自分が死なない限り続く仕様になってるよ。

まあ限度は一様設けているけどね。大体、個体の宇宙生物でその後に群れでくるって感じでどんどん続いていく感じ」


:なるほど

:そんな感じか

:やりがいありますやん

:武器とかは?


「武器は近接の武器三種、ブレード、ダガー、シールドプラスソードの三つ。

さっきのチュートリアル通りブレードとソードじゃ攻撃力が違うプラス振りの早さとか諸々違うから使ってみてって感じ。じゃあ次の銃は初期のアサルトとショットガンの2丁のどっちか。あとは、グレネードが二つのみ。近接の消耗はしないけど銃とグレは使い切りだよ。ウェーブで復活って感じのゲーム構成です」


:割と鬼畜?

:ほぼ近接で戦えと?

:まあ何回もやり直して練習するんちゃう?

:難しいのはこれだけでも遊べるようにじゃない?


「よしそれではやっていくよ。ちなみにここで出てくる宇宙生物は初期型のものになっているよ。最初に地球に侵攻してきた時のものをオルフェが解析して似たようなものだったりそれの派生があったら?みたいな感じで考えてくれています。皆様オルフェに感謝を忘れないようにしましょう」


:そんな設定なのね

:じゃあ本番では似たようなものは出てくるけど同じのはない感じか

:そうなるよね

:ほんとにチュートリアルな感じか


闘技場のような場所にプレイヤーとそれを外から観察するオルフェのみ

オルフェが手元で何か操作すると、虫のような足を持ったまん丸とした機械のような外皮を持つ白い生物が目の前に出てくる。


「最初の宇宙生物は雑兵が一体こんなのチョロですね。ちなみに僕もこのゲームは初見です。設定とか諸々は知っていますけどゲームバランスとかは考えておりません。今回のみんなの成果とかでどのくらい強くするかを決める予定です」


:じゃあわんちゃんめっちゃ強いのか

:最初は弱いでしょ

:流石にね


「僕の装備はブレードにショットガンの構成です。あ、相手の攻撃思ったより速いローリングからショットガンで一発と。」


:あれ?

:あれれ?

:これむずくないか!

:ショットガン一発ならまあ

:いや初見で避けるのしんどいだろ

:TPSだからまあそこまで出鱈目にむずいわけじゃないんじゃない?


「おっしゃどんどんいくぞ〜」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る