第2話修業
ゼットリー・チェンは、師匠のチェン・パイの下で修業を始めた。
「ゼットリー・チェンよ!これから、修業の旅に出る」
「はい!師匠、お願いします」
荷物の詰められたバッグをゼットリーが持ち、師匠は酒を飲みなから出発した。
師匠は昔の武勇伝を話し始めた。
「昔な、孔明と言う妖術使いがおってな、ワシの酔拳は下品で兵法がなんちゃらと言いがかりを付けおったから、屁ぶっ掛けてやったは、アハハハ」
「師匠、孔明って、超有名人じゃないですか?すげー。諸葛孔明でしたよね?」
「諸葛孔明?誰だ、そいつは?おれは、折田孔明の話しをしておる」
2人は、河川敷を2時間歩いて休憩にした。
師匠は、ゼットリーに支度をさせた。
バッグには、サンドウィッチ、おにぎり、そしてバーベキューセットが入っていた。
2人は酒を飲みながら、肉を食べた。
「ゼットリーよ、実は、焼きそばもあるのだ」
「うわぁーい。師匠最高。この後の修業の活力になります」
師匠は酒を飲んでウンウン頷く。
1時間ほど、楽しんで片付けた。
「ゼットリーよ、帰るか」
「帰る?修業の旅は?」
「今、しておる」
「し、師匠。これって、ピクニックじゃないのさ〜」
「こんな書物をお前に渡す。きっと考えがかわるであろう」
「まさか、僕の為に。有り難く頂きます」
ゼットリーは本を受け取った。
それは、
『ラーメン珍道中』
で、あった。
「やいっ、ジジイ。こんなんで、強くなれるのか?」
「ならん」
2人の修業は続く。
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