第2話 小さきものと生きろ。

 机に向かうと思う。

 あれ、机の上、こんなに散らかってたっけか?

 ノート、メモ帳、ペン、ふせん、アクスタ、小さなマスコット、シール、いろいろとこまごましたものが、ぎっしりと。

 いやはや、となるわけです。

 さすがに集めすぎだと嘆息。

 お金の使い方、下手じゃないか?

 小さなものを集めて並べるのが癖になってるんですよね。

 机の上には、おぱんちゅうさぎだのクロミちゃんだのがぎっしりと並んでいます。

 収集癖というのは、ミニマリストが主流の現代を逆行していますね。

 こりゃいつの間にかお財布が素寒貧になるわけです。

 無職だしね!(就労支援に通ってはいますが、収入0です)

 集めてしまうものをリストアップしてみます。

・百円ショップに売ってるキャラクターもの(サンリオがメインです)

・トレカ(ポケモンカード。めっぽう弱いですが)

・文房具(ペン、シール、ノートやメモなどの紙類)

 こう書くと、あれ、少なく感じますね。

 しかし、その、なんというかそれぞれが無駄に多いんですよね。

 もう机の上がキャパオーバーで、机の下に紙袋を置いてその下にもいろいろ入ってます。

 机の上って、脳内とリンクしてる気がします。

 まあ、いつもごちゃごちゃなんですが。

 こまごまとしたものに囲まれ、それらを並べ、眺めている時間は幸せなのです。

 肉体的には健康なのに働いていない、うまく働けないことへの世間へのうしろめたさとか、そういったものが、好きなものを眺めているときだけ忘れられます。

 机の上には「みんなのたあ坊」というキャラクターのぬいぐるみがあるのですが、たあ坊、最強ですね。

 口を開けてにこにこしてる男の子なんですが、もう、その笑顔を見たらいろいろ「ふやーん」となるんですよ、うまく言えませんけどね。

 とにかく、いろいろ悩んでぐるぐるしている人におすすめです「たあ坊」。

 さておき。

 このタイトルに既視感があるあなた。

 そうです、有島武郎です。

 私はアラサーですが、有島文学にめちゃくちゃ没頭してた時期があって、童話(けっこうピリッとくるものが多いですよね)などを好んで読んでいました。

 文学者を志していた時期もありましたし、今も図書館でたくさん本を借りて読みふけってます。

 もうね、無職ですからね、時間はあるわけですよ。

 この時期にやりたいことやるんじゃ! お金かけずに!

 じゃあ図書館通いじゃ!

 ということで。

 こどものころから、読書活動は自身の一本の柱でした。

 友達もいなかったし、何をするわけでもなかったですしね。

 勉強してればよかったなとかも思わなくもありませんが、とにかく成績がデコボコすぎて(文系は得意で理系はてんでだめ)、学校のすべてが自分に合わない感じでした。

 読書しているときだけが、今でもですが、いろいろなことを忘れられる時間です。

 好きなものが並んだ机に向かって、いすに「ぐにゃり」と座り、ページを繰っているときだけが、生きてるんですよね。

 ノートは今二冊を使っています。

 一冊は日付を書いて、使ったお金の記録と、ひとこと二言ほどの日記。

 もう一冊は「コモンプレイス」という手帳術を使ったノートです。

 検索すればホームページや動画で説明してくれているものがヒットします。

 読書していて心に響いた言葉などをメモしています。

 創作や、気持ちの整理、備忘に役立ちますよ! ぜひぜひ。

 といいつつ、読書すらできないくらい昨日は憂鬱で、どんよりした気分でした。

 小説類は読む気がしないので、雑誌のバックナンバーを借り、今日はページを開こうと思います。

 そして、いい言葉を見つけて、コモンプレイスに書けたらなー。

 言葉でもぬいぐるみでも、好きなものやいいなと思うもの、多くてもいいじゃない、と思うので、ミニマリストにはなれそうにないなー、と思いつつ、今日はこのあたりで。

また次回お会いしましょう、そのときまで、ALIVE!

 

 

 

 

 

 

 

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