小さな森から、毎日届くおたより。
@kirowassan_no
第1話 妖精からの伝言
2024年5月のある日
きょうのわたしは、
いつもより元気がなくて少し胃が痛い。雨が降っている。あとは気圧のせいかな。それとも太陽フレアの影響だったりして。
なにか変化の時期なのかなって、
思ってる。
ここさいきん、一週間くらいはそんな調子だ。エンジンをかけたくてもかけられない状態。(森のおおきな発表会があったから、それだけはがんばって出られたからよかったんだけどさ…)
なぜだろう。
はっきりとした理由がわからない。だけれど、これはこれで何かあるんだとわたしのなかの「妖精たち」が何だか喋っている。
− 妖精…?
– そう。わたしはふだん
小さな森へ行くことが多いから、そこで出逢った妖精たち、すなわち森のいきものたちや植物たちとちょっとした会話をしている。町中の道ばたでも。
本当にちょっとしたことだけど…
まあ、そんなわけでわたしの
おなかの中に妖精たちがいる。
それも沢山の。いろんな種類の。
ふふふ、やばいでしょ。
そう、わたしって結構やばいやつなんだよね!ふふ、良く分かんないけど。
宇宙とか、ミクロコスモス?とかそういう「目に見えないふしぎなせかい」があるってこと信じてる。というか、世の中って目に見えないものばっかりじゃない?人間だからさ。視力足りないし…。笑
粒子とか、腸内細菌とか…
きのこの胞子とか、菌糸とか…?
小さい世界にはいつも魅せられてしまうよ。からだのなかみとか構造とか。
ほんと、おもしろいよね。
まあ、だからさ。
なんか調子悪いのだって、「何かしらのイミ」みたいなものがあると思ってるよ。例えば(休みたい)とか(何か休まないと得られないものがある)とか見えない視点があるとかね。。。
ふふふ、
この時間を超えたら
何が待ってるんだろう。
そう考えると少しだけわくわくした。
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