底辺冒険者の僕の家に住み着いたヤンデレストーカーが最高すぎる件

リト

第一話

 冒険者は日々の生活費を稼ぐため一攫千金を手に入れるためダンジョンに行ったりクエストをこなす。偉業を成したハイクラスの冒険者ともなると帝都の皆から羨望の目で見られチヤホヤしてもらえるし、有り余る程の財力で帝都の一等地に豪華絢爛な豪邸を建てる事もできるし、酒池肉林なパーティーを開くことだってできる。理由は様々だがみんな夢を追いかけ冒険者になる。


 しかし、見落としてはいけない大事なことがある……冒険者って冒険以外も大変なんだ。

 

 魔物を倒したともなれば、魔物の血や脂でべっとりの剣や防具をメンテしないといけないし、少なからず消費した回復薬等のアイテムの補充をしないといけない。


 大手ギルドのハイクラス冒険者みたいに使用人を雇う事ができる所はやらなくてもいけるが底辺冒険者はそんなことなんてできない。


 そうなると、自然と家のことには手が回らなくなるし飯とかも外食がとても多くなってしまい、友人や先輩に誘われて外食することが多々ある。そして友人が友人を連れてくるということもままあり、いつの間にか知らない人と外食をすることになっていたりする。だからかな、友達までは言わないが意外と顔見知りがこの帝都にいるし、そんな感じで冒険者のコミュニティって広がっていくんだって前に先輩の冒険者が言ってた気がする。



「──あ、ども。カイです。マルルクとは同じギルドで数年前からの付き合いです」


「カイぃぃ、おせーよ。まぁ急に誘った俺も悪いからいいけど……いやー、サシで飯食うって約束だったのに、他のやつも連れてきてレグなんかゴメンな。」


「いやいや、それはいいよ。いつものことだし」


 今日も友人マルルクと飯を食ってたところたまたまカイ他の冒険者と合流して、そのまま成り行きのまま飯を食うことに。


 人によってはこの手の相席はあんまり好ましくないのかもしれないが、僕は特に気にしないので問題ない。人見知りしないというか、人間関係に頓着しないタイプなのだ。


――まぁ、ぶっちゃけ最初の方は少し気にしていたのだが何回もあるうちになんか慣れた。


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修正して再投稿致しました〜!!

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