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  • 父親への応援コメント

    西しまこ様
    初めてコメントさせていただきます。
    主人公がただ疎外感で埋め尽くされるのではなく、かすかな温かい記憶を大切に抱いていて、こちらもより温かい気持ちになりました。
    父親は無自覚でよそ者扱いの空気を出している一方で、妹はその構図を自覚して同乗しているように見えてしまい、勝手に寒気を覚えてしまいました。

    作者からの返信

    桃園涼明さん
    コメントありがとうございます! とても嬉しいです!!
    親子関係家族関係って複雑な思いがあると思うのです。
    小さなことを大切に思ったり、或いは些細なことが許せなかったり。
    さみしい気持ちを抱えていたり。
    家族の中で、自分だけ一人ぼっちのような気がしたり。
    そういう話を書きたかったのです。どうしようもないさみしさみたいなものが。
    とても嬉しいコメントを、ありがとうございました!

  • 父親への応援コメント

    おもわず、私のことだって思いました。
    理想の家族像をいつも遠くから見ていた自分がいます。
    主人公の気持ちと、妹さんの気持ちが
    優しく交わるといいな。
    すごくぐっとくるお話です( >д<)、;'.・

    作者からの返信

    浬ちゃん
    親のことを、大切におもえなかったりすることってあると思うのです。
    そういう短編を書きたくて。
    そして、どこにも行きつかない話なんです。
    ぐっとくると言ってもらえて嬉しいです。

  • 父親への応援コメント

    その音楽を聴いていた時の視覚映像は音楽とセットになって記憶されますよね。その景色を今の自分がどう処理するかは別。
    日常を表す畳と金糸の繕いである縁、温かい思い出と踏んではならない境界線、と私は解釈しました。
    隔たりなのか、何気ない日常景色の親近感なのか。
    面白い作品でした。膨らませて短編賞とかに出せそうですね

    作者からの返信

    淀川大さん
    ものすごく落ち込んでいるところなので
    「膨らませて短編賞とかに出せそうですね」
    の言葉がとてもとても嬉しいです。
    まさに、そのために書いた作品なので。

    畳みのへりは踏んではならない境界線です。

    ずっとずっと心の中にあるものがあって、
    それを少しずつお話にしていきたいです。

  • 父親への応援コメント

    仲が悪くても家族は家族、何かしらは心に残るエピソードはあるのでしょうけどね
    うちは家族仲は良好、と思ってますたが姉と弟はお互い顔を合わせたくない程で、
    考えたら亡父も昔浮気をして一家離散寸前だった時もあるますたなぁ

    まぁ自分は子育て経験が無いので、ヒロインの様な子の教育をどうすればいいのか判らないし、そういう子が夢を語ると同じ様に突き放すかもですなあ
    父が死んで初めて良き日々を思い出すヒロインは薄情なのでしょうか? いや、こういう人は案外沢山居ますよね

    作者からの返信

    あるまんさん
    家族って難しいですよね、実は。
    とてもとても。
    「こういう人は案外沢山居ますよね」
    わたしもそう思うのです。
    だけど、「一般的な幸せな家族像」にあてはまらなくても、泣けなくても、それは罪じゃないとわたしは思うのです。

  • 父親への応援コメント

    最初に読んだとき、「実話かしら?」と思うほどに迫りくるものがありました。
    読み進めていくと、「あぁ、(ちゃんと)虚構(物語)だわ」という安心感を得ました。

    この続きも気になるところです。
    確執のある家族との再会となる葬儀。何も起こらないわけがないですからね。

    作者からの返信

    結音さん
    たぶん、現代ドラマ枠のお話はどれもこれも
    「実話かしら?」みたいな部分があるんじゃないのかなあ、と思います。
    真実の雫を1滴だけ入れたりもしていますが、全然関係のないところに落ちていたりします。

    これね、4000字くらいの短編にしたいのです。

  • 父親への応援コメント

    拝読させていただきました。
    余白を愉しむ感じですね。とても好きです。主人公の父親への感情は「苦手だった」としか書かれていなくて、彼女から見た父親像が断片的に描かれています。
    勿論、このまま読んで、あぁ不仲だったのね、と主人公の心情を想像することもできるし、真実の父親像や主人公の感情を補完しながら想像して読むこともできる。
    そんな余白が面白いのです。

    作者からの返信

    島本葉さん
    実は、島本さんの企画に参加したくて、純文学!
    みたいなものを考えているんです。
    これ、書く前はこれでいこう! などと思っていたのですが、書き終わったら自信がなくなって(笑)。

    心情の吐露をさせずに、心情を描きたくて。
    そして、「結末」などない、どこへも行きつかない話が書きたいのです。

    ありがとうございました!


  • 編集済

    父親への応援コメント

    現実という厳しい中に一瞬だけ存在することのできた、優しさや懐かしさという思い出を描くことで読者を魅了するこの作品は、やはりすごいなと思いました。西さんの作品には、優しい語り口の奥底に確固たる美意識が隠れていて、わたしは大好きです。ありがとうございました。

    作者からの返信

    犀川ようさん
    犀川さん、ほんとうに褒め上手!!(うるうるうる)
    同じテーマ(肉親の死を悲しめない、家族との関係が希薄、それは悪いことなのか?)で、もう少し長いものを書きたくて。
    ショートショートは、わたしにとって文章鍛錬の場であるとともに、長編の(あるいは短編、中編の)種なんです。
    短い文字数の間で描いてみると、見えて来るものがあって。

    生きていくって、白黒はっきりつけられなくて
    いいことも悪いことも入り混じっています。
    そういう物語を書きたいです。

  • 父親への応援コメント

    いい!
    タイトルまでの流れが、めちゃくちゃいい!!!

    作者からの返信

    とうりちゃん
    ありがとう!!
    あのね、これもう少し長くして、はっきりと心情を描かず
    でも、こころに突き刺さるものに仕上げたいのです。

  • 父親への応援コメント

    父親との思い出にきっとそんなに良いものがなかったのですかね。英語の音楽と畳のへり、そしてにおい。それが最上の思い出なのだとしたら、父親との関係そのものが、そんな希薄?なものだったのかも知れません。

    実際に、実感も無ければ、涙すら流していないところを見ると、ああ、あの人死んじゃったんだなぁ、くらいのもの。父親の呼称も『父』と、少し距離を感じます。
    そして、妹とも距離があるし、母親からは連絡もない。

    逆に彼女の事を理解せずに、距離を取っているのは、家族の方なのかも知れない。

    しかし、この距離感は彼女にとっては普通の距離で、時計の問題と同じ様に、考え方や感じ方に差異があっただけなのだと思います。

    電車の車窓から後ろに通り過ぎてゆく景色のように、ひとつの出来事が、古い思い出と共に、彼女の後ろに通り過ぎてゆく、そんな情景を思い描きました。

    作者からの返信

    かごのぼっちさん
    そうなのです。
    家族との、父親との関係が希薄なんです。
    そこらへんの具体的な事情は書かず、また具体的な心情吐露なしに
    複雑な心情を描きたかったのです。
    「親が死んでも悲しくない場合はあるのか」
    というテーマです。

    家族の間に距離があって……とてもさみしいですよね?
    そういう物語をもっと長い物語として描きたいのです。
    まずはショートショートで書いてみました。