(二)-2
藤並が受話器を取り、何言か言葉を交わすと、入口のドアが開いた。
有井たちが中に入る。
「鍵借りてくるから、準備頼むわ」
藤並がそう言うと、近くの管理人室のカウンターへ向かった。
松阪は、エントランスの奥のエレベーターの前まで進んで行った。
有井は藤並に後ろについて、管理人室のところにきた。
すぐに管理人がカウンターのところにゆっくり現れた。そこで藤並は引越業者であることを告げた。
「1102号室?」
「はい。高茶屋さんのご依頼で参りました」
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます