Chapter 10 「襲撃者」

 俺を捜しに来た三人とは泉の広場に戻る途中で合流出来た。


 単独行動の危険さと迷惑行為に対するお叱りの言葉をひたすら受け、それらについて言い訳はせずひたすら謝罪した。


 その上で聞いてもらいたい話があると、先程起こった事象の説明を始めた。

 あの火力の必殺技は俺だけで済む話ではない。


 社会人二年目だが、報告連絡相談、俗に言う報連相ほうれんそうは大事にしろというのは散々職場で言われており、無碍にしてはいけないと実感している。


 悲劇のヒーロー……ヒロイン?を気取って秘密にして一人で抱え込んでも、誰も得をしないところか、むしろ迷惑をかける可能性があるのだから、情報は早いうちに共有した方が良いだろう。


 俺の3番目のスキルである「極光」は単に速度が速いだけで威力そのものは低いレーザーを放つ技だと思っていた。


 その認識は全く違っていた。


 極光は、本来の性能を発揮するのにエネルギーが全く足りず、中途半端な発動で終わっていただけなのだ。


 昔の格闘ゲームには必殺技を発動させるにはパワーゲージをある程度貯めないと使えないものがあった。


 ゲージを貯めなくてもコマンドさえ成立すれば一応必殺技は放てるのだが、威力やエフェクトも小さく、本来と全く違う形でしか発動が出来ない。

 極光の性質はそれと同じで、俺は今まで極光を不完全な状態のまま使用していた。


 パワーゲージに当たるのは「生け贄」

 第一スキルの鳥を「生け贄」として消費させて、その後に第三スキルの極光を放つ。

 使うためのルールはただそれだけである。


 で極光は本来の性能を発揮する。


 本来の性能で発動された極光は、生け贄に捧げた鳥のエネルギーでは足りないとばかりに、周辺にある生命体から無差別に「収穫」を始める。


 先程の発動時に、まず足下の草が黒い霧に溶けて消えた。

「収穫」の範囲はどんどん広がっていった。

 周辺に生えていた木と草と花、小さいトカゲのような小動物、ワイバーンの死体三体。

 そして――オウカちゃんの遺体。


 安静を願って埋葬した彼女の遺体は、単なる好奇心からの実験の燃料として消費されて黒い霧状になって溶けて消えた。

 エリちゃんが追悼のために捧げた花も。


 周辺にあった全ての生命と生命だったものが燃料となって消えた。


 テスト試射という、やる必要などなかったどうでもいい目的のために消えた。


 おそらく極光を全力で、鳥を十羽以上捧げて撃てば、生きている人間――

 モリ君もエリちゃんもハセベさんも――

 俺も含めた全ての生命が生け贄として捧げられるのだろう。収穫祭ハロウィンの始まりだ。


 何も得られず、何も手に入れられない。

 これが空虚の魔女が振りまく、魔女の呪い。


 流石にショックが大きすぎると考えてオウカちゃんの遺体が消費された部分のみは伏せて、ワイバーンの死骸が粉微塵に分解されて黒い霧と化した話をした。


「ついさっきまではその能力の反動だと思う――全身に紋様が浮き出ていた。特に痛みはないものの、明らかに正常と言える状態じゃなかった。今は消えているが、おそらく『魔女の呪い』を使えば、また浮き出てくると思う」

「念のため確認しておきたい」


 ハセベさんが手を挙げた。


「その発動時に使用した鳥の数は?」

「スキル1回分……五羽です」

「それでは理論上の最高値は?」

「スキル4回分、二十羽の鳥は同時に出せると思います。それを全て捧げた状態がおそらくは最大火力ではないかと」

「では逆に最低値は?」

「一羽……いや二羽?」


 検証のために何度も試してみるわけにはいかないので、完全に勘で答える。


 ただそれほど外れてはいないだろう。

 一羽だと流石に発動には足りない気がする。根拠など一切ない。ただの勘だ。


「では私達の生命に危機が発生したときのみ、二羽の消費だけで使用して欲しい」

「そんなの使ってラビちゃんの体は大丈夫なんですか?」

「そうですよ。そこまで強い攻撃がなくても、あの誘導弾があれば十分じゃないですか?」


 モリ君とエリちゃんが会話に割り込んでくる。


「これから何が起こるのか分からない以上は、強力な武器はあるに越したことはない」

「武器って……」

「彼女にはそれなりの負担がかかるだろう。だが、それを使うことで私達の安全に繋がるなら使用は躊躇わないで欲しい。私からの要望だ」


 ハセベさんはなかなか現実的だ。

 俺の体への負担についてはある程度は度外視しろとは、なかなか厳しいことをおっしゃる。


「ラビちゃんはそれでいいんですか?」

「別に納得したわけじゃないが、俺は後衛だからモリ君やエリちゃん、ハセベさんみたいに直接戦闘で怪我をする可能性は低いから、その分のリスクを別の形で負うことに異議はないよ」


 俺の言葉を聞いたエリちゃんは納得しない様子だったが、それでも渋々と引いてくれた。


 俺も正直気乗りはしないが、それでモリ君やエリちゃんが傷ついたり危険な目に遭うことが回避できるなら、使うこと自体はやぶさかではない。


 問題は「収穫」だ。


 あれは俺の意思とは関係なく行われるので、もしかしたら仲間に影響が発生する可能性は十分ある得る。


 ある程度の使用は躊躇わないとは言ったが、それは被害が俺だけに留まる場合の話だ。


 仲間を守るために使った能力が逆に仲間を苦しめる結果になるのだけは避けなくてはならない。


 さすがに、これは流石に迂闊には使えないな。


 翌日は夜明けと共に出発するので、早く寝て翌日に備えるという方針だけが伝えられたので、泉の広場に戻ったらそのまま眠ることとなった。


 女子部屋で。


「ラビちゃんはこっちの女子部屋です」

「オッサンなんですけど」


 俺はエリちゃんに女子部屋と設定された廃屋の一室に案内された。


 女子部屋と言っても便宜上、部屋を2つ用意して男二人女二人で使い分けるようにしただけである。何か違いがあるわけではない。


 元は全てが朽ちてしまった廃屋なのでベッドや布団や毛布などはない。部屋の中に転がっていたゴミを運び出して開いたスペースに寝転ぶだけだ。


 今はハセベさんが木を一生懸命擦って着けてくれた火があるので、それで木屑などを焚いて焚き火している。

 そのおかげで、室温はそれなりに上がっているので朝になったら凍死していたという事態は避けられるだろう。


「どうせ雑魚寝なんだから男子部屋でもいいんだが」

「絶対ダメ。中身はオッサンでも体は女の子なんだから、間違いがあっちゃダメでしょ」

「モリ君やハセベさんもそんなことしないだろ。2人とも真面目だよ」

「絶対ダメ。ハセベさんはよく分からないけど、裕和……モリ君は何をやるか分からないセクハラ魔神よ!」


 エリちゃんはモリ君が他の女に手を出すことが気に入らないだけの気もするが、そこ何も言わないことにした。


「それはともかくとして。脱いで」


 突然エリちゃんが俺に脱衣を要求してきた。

 君自身がセクハラ魔神になるつもりなのか?


「さっき全身に紋様が出たって言ってましたよね。見せてください」


 いやさすがにもう消えている……と言いたいところだが、自分の目では手の先くらいしか確認はしていない。

 ローブを脱いでブラウスとハーフパンツだけの姿になる。


「それも脱いでください」

「いやこれ以上は流石にまずいだろ……もうやめて、やめ、くぁwせdrftgyふじこl」


 エリちゃんが俺の胸に手をかけて服のボタンを外していく。

 完全に肩と下着が露出したところで手は止まった。


「はい大丈夫。変な傷跡みたいなのは残ってないですよ」

 

 異性……いや、今は同性なのか。肌が露出しているのが妙に恥ずかしくなり、服の胸元を掴んで肩をすくめる。

 頬が妙に火照っている。もしかして俺は恥ずかしがっているのか?


「変な必殺技を使うと、体に変な傷跡みたいなのが出るんですよね」

「うんまあ」

「女の子の体にそんな傷みたいなのが残るのってダメだと思うんですよね」

「オッサンなんですけど」

「オッサンはそんな胸を隠すような恥ずかしいポーズを取りません」

「オッサンでも可愛いポーズくらいとってもいいだろ」

「なので、その魔女の呪いってのは使わないでください。約束ですよ」

「聞いて人の話」


 この娘も悪い子ではないだろうが、行動には危なっかしいところが多い。

 それに、俺に心を開いてくれたのは良いが、中身はオッサンなのだから、あまりベタベタしてはいけないだろう。

 惚れちゃうだろ。


 明かりを調達する方法もないので、その日は早めに就寝をした。


   ◆ ◆ ◆


 翌朝は誰よりも早く起きた。


「はじめてのトイレ」という完全にアウトでしかないアウトなイベントを乗り切るためだ。


 誰も起きてこないうちに無心へとなることで乗り切った。やりきった。


 パンツを脱いだ時はもう羞恥心で死ぬかと思った。

 足を開くのと閉じるのとどちらが良いのか考えている最中は死にたくなった。


 トイレットペーパーがないので大事な部分にハンカチを当てた時にはもう死のうと思った。


 正直、魔女の呪いを使った時より精神的に疲れた。


 もうそれだけで今日活動する気力の全てを使い切った気がするが、とにかく乗り越えた。乗り切った。


 泉の冷たい水で顔を洗っていると元気が戻ってきた……気がする。


 前日にエリちゃんに臭いと言われたことを思い出して、ついでに服の隙間からハンカチを突っ込んで体を拭いていく。


 こうして汗や垢などを拭き取るために体のあちこちを触ったりしても、自分の身体だなという感想しか湧いてこなかった。

 どうやらトイレによって完全に俺の心の中のエレクチオンは枯れてしまったらしい。


 なんでもいいけど、エレクチオンとカタカナで書くと破面アランカル帰刃レスクレシオンみたいに見えてカッコ良いよね。


 体のあちこちを拭いたハンカチの汚れは泉の水で軽く洗濯をして落としておく。


 しかし、最初から持っていた汚れたハンカチがこれほど重要アイテムになるとは思わなかった。

 水洗いさえ出来れば、タオルやティッシュペーパーやトイレットペーパーの代わりにもなる。


 石鹸や洗剤の類いはないので体やハンカチもそこまで綺麗にはならないが、少なくとも汚れたままよりはマシだろう。


「石鹸の作り方はなんだっけ? 貝とか海藻とか焼いて何かと混ぜたら石鹸が出来るのは覚えてる」


 漫画から得た知識でしか石鹸の製法を知らない上に、曖昧な箇所が多すぎて覚えているうちに入らない。

 素人が雑な製法で適当に試したところでゴミが生産されて終わりだろう。


 大学生時代には金を使わない貧乏一人旅をそれなりにはしていたはずだが、それもいかに文明の利器に頼っていたかを思い知る。


「お客様の中に石鹸のレシピをご存じの方はおられませんか」

「石鹸くらい買えばいいだろう」


 突然背後から羽交い締めをされた。

 聞いたことがない男の声が耳元で囁かれる。


 男の腕はタイツ地のような薄くて黒い布で包まれていた。


 視線を動かすと、男は腕だけではなく全身が黒いタイツ地の服を着ているようだった。

 アメコミに登場するスーパーヒーローやただの変態という可能性も0ではないだろうが、おそらくこれは忍者だか暗殺者だか、そういう類いのキャラクターなのだろう。


 羽交い締めに拘束されたままグイっと体を持ち上げられる。


(こいつなんて高身長なんだ。力も相当あるぞ……)


 一瞬そう思ったが、よく考えるとラヴィの身体が小さくて軽いだけだった。

 まだこの小さい少女の身体は俺のものであるというイコールが繋がらない。


「こいつはどうする?」

「SRのようなので殺しましょう」


 今度は眼鏡をかけた魔法使い風の男が現れた。


 ゲームなどで見掛けるコートタイプの魔術師のローブ。

 ローブの下は黒いシャツを着ているようだ。


 俺のローブは何の装飾もついていない真っ黒な貫頭衣だが、眼鏡の着ているローブは高級そうな素材が使われているのか生地に艶があり、ポケットやボタンやベルトなどの装飾も凝っている。


 一言で説明するとオシャレだ。


 俺のローブと比べると、ファッションブランドのショップとし○むらの特売品くらいのクオリティとクオンティティの差がある。


 眼鏡の男の横には全身鎧を着込んだ長髪細身の男。


 ゲームなどでよく見るが、現実には存在しない細かい文様が意匠として彫り込まれた赤く輝く金属鎧。右手に持った剣の鍔にも同様の精巧な装飾が施されたている。やはりオシャレだ。


 顔も装備もオシャレな騎士のはずなのだが、その表情からは下卑た安っぽい男という印象しか湧いてこない。中の人の人格が貫通して外の人にはみ出しているのだろうか。


 だがこいつらは何者だ?

 他のチームなのは間違いないが、「SRなので殺す?」などという物騒な物言いが気になる。


 カードも確認せずに俺のレアリティを言い当てたのも気になる。

 何かのスキルを使用したのか?


 次々に現れる情報の数々に考えがまとまらない。


「女なら一発ヤってからとも思ったが、マニアックな体型でオレの好みじゃないな。ロリコンはオタクくんのジャンルだろ」

「僕も子供体型なんてお断りですが」

「オタクくんのタイプでもないなら要らんな。殺そう」


 鎧男と眼鏡が何やら人を勝手に値踏みして無茶苦茶なことを言い始めた。


「誰がロリでマニアックだーっ!」


 至近距離で鳥を生み出し、そのうち三羽を俺を拘束している黒ずくめの男の脇腹に叩き付ける。

 二羽は念のため上空で待機。


 スキルは念じた場所で発動できる。


 普段はわかりやすく箒の先から出しているが、出そうと思えば別にどんな状態からだって好きな場所に出せる。


 エリちゃんが本来手甲で殴るためのスキルを足から出して蹴りに使ったり、モリ君が壁の定義を考えさせる使用方法を行っているが、原理はそれと同じだ。


 鳥の直撃を受けた全身タイツマンが悶絶してうずくまり、俺の拘束が解かれた。


 すかさずタイツマンの顔面に飛び蹴りを当てて、その勢いのまま鎧と眼鏡の男達と距離を取る。


 エリちゃんのように体操選手のようにクルクルと宙返りをイメージしたのだが、俺……いや、ラヴィの身体能力の低さのために、おゆうぎかいの前転にしかならなかったのはご愛嬌だ。


 武器になるようなものはないかと、召喚された時から手に持っていて杖代わりに使用していた箒を探す。

 別に箒は武器というわけではないが、ないよりはマシだろう。


 箒の所在を探してキョロキョロしていると、箒が「ここにいるぞ」と言わんばかりに勢いよく廃屋の窓から飛び出してきた。


(そうか、寝る時に枕元へ置いてそのまま起きていたから部屋に置いたままだったのか)


 空中で掴んで胸元に両手で握り直す。

(よし、これで武器は大丈夫――)


「お前、呼んだだけで勝手に飛んでくるのかよーっ!」


 箒に向かって怒鳴るように声をかけた。


 箒は確かに宙に浮かせることが出来るのは確認できたが、呼べば勝手に飛んでくる機能まで搭載しているというのは完全に予想外だ。


(おい超越者!俺に何かやらせたいなら、せめて出来ることとやるべきことくらい何か説明しろ!)

(ハロウィンでクッキー以外の説明が何もないぞ!)

 心の中で毒づくが、超越者はもちろん、箒からも答えが返ってくることはない。


 いや、箒の方は俺が怒鳴りつけたことで怯えるようにフルフルと小刻みに震えていた。


(……うん、なんというかゴメン。)


 箒へ謝罪する。


「なんだあの箒? スキルか? それとも何かのアイテムか?」

「分かりませんが、とりあえず潰しておきます」


 眼鏡が俺に向かって杖を向けたのを見て、何らかの攻撃かと箒を盾にするように胸元で斜めにして構え直す。


 だが、いつまで経っても攻撃は来なかった。

 ただ箒の重さが急に重くなったようと感じる。


 先程まで元気に飛んでいたというのに、今では何故かグッタリとして普通の箒のようである。


 一体何が起こったのだろうか?


 分かりやすい漫画だと、ここで敵が能力について一から十まで全て説明をしてくれた後に俺が、


「能力の開示……本気だねペロっ」


 と返すという、初見の人にも分かりやすく優しい流れになるのだろうが、現実はそううまくいかない。


「すまない遅れた」


 ここでようやくハセベさんが部屋から出てきてくれた。

 既に刀は鞘から抜刀しており、臨戦態勢は整っているようだ。


「状況は?」

「いきなり羽交い締めにされて殺すとか、マニアックとか、オタク向けとか、洗濯板とか、千早は皆勤賞だな、などと言われました」

「……後半の意味はさっぱり分からないが、敵対の意思があると」

「間違いありません。敵です」


 昨日話していた人間同士の戦闘があるかもしれないという仮定がいきなり現実になってしまった。


 相手も現代日本人のはずなので、いきなり殺し合いという、倫理観のブレーキを吹き飛ばすような連中はそうそう現れたりはしないと思っていたが、どうやら見通しが甘かったらしい。


「いきなり羽交い締めにして殺すと言ってくる連中に言葉が通じると」


 ハセベさんからの返事はない。ただ。


「あの侍もSRだ。あとから出てきた二人はどちらもRだからどうでもいい」

「SRが二人のパーティーとか厄介だな。逃げるか?」


 眼鏡が鎧男に何やら話している。


 ハセベさんのレアリティを一目で判別したことからしても、やはり眼鏡は何らかのスキルを使って俺達の情報を読み取っているらしい。


「誰なんですか、あの人達」

「分からないけど、ラビさんが襲われているのはわかる」


 ハセベさんに遅れてモリ君とエリちゃんも出てきたようだ。


「いや逃げるのはやめておこう。あの女の方は俺がもらう」

「また囲う女を増やす気ですか?」


 鎧男が下卑た笑みを浮かべている。あの女というのはエリちゃんのことだろうか?


 元のキャラクターの顔は整ったイケメンタイプのようだが、中の人がゲスだとそれが表面まであふれ出してくるらしい。


 女を道具としてしか見ていない眼が気持ち悪い。悪寒が走る。


 嫌悪感から昨日習得した魔女の呪いで消し炭にしてやりたい気持ちもあるが、さすがに自重する。


 この狭い場所での乱戦では味方を誤射する可能性の方が高い。


 それよりも魔法使いタイプの眼鏡が重要だ。


 どこから情報を入手したのかは謎だが、俺達の知らない情報を持っているようだ。

 なんとか締め上げて無力化した後に情報源として活用したい。


「死なない程度に痛めつけて帰ってもらおうと思います。もし死んだらごめんなさいということで」

「わかった。人間同士で戦闘など無駄な行為だとしか思えないが、話し合って分かり合えるタイプではなさそうだ」

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