星空、ステージに輝いて

プロローグ

  星空が輝く、俺は競技場でライブをしているんだ、アイドルとして、お兄様として。

  スッポトライトを誤ってステージライトと呼び、俺のとこを妹と一緒にお兄様と呼び、孤児で病気なのに、諦めず、俺に勇気をくれた『綺羅星詩(きらぼしうた)』彼女の夢でありと、俺の夢であったアイドルになったんだ。

  今日俺は、支えてくれたファンのため、そして星となった彼女のために、珍しく、東京の空に煌めいている綺羅星の下で歌う。

「ファンのみんな、これが最後の曲だよ、聴いてください 『綺羅星』 」

 

  そう、全てが動き出したのは、彼女に出会った5年前の冬、彼女はベテルギウスでシリウスだった。

 

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星空、ステージに輝いて @ruiyodo

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