まぼろしの鈍色への応援コメント
どちらが生き残ったのか…
語り部をしている男性の可能性の方が高いですね
すると女性は死んだことにも気づいていないのか
その点を踏まえて読み直してみると
土偶に見えた顔だったりやっぱり死人なのかなと感じました
白黒はっきりつけるようなテーマでは無いと思いますが
もうすでに忘れかけていることも多い
こうして何度も繰り返し思い出すことが大切ですね
いつも朝吹様の構成は本当にすごいですね
作者からの返信
@rnariboseさん
ありがとうございます~。
ホラー系はハッキリ書かないのが旬のお年頃です。
元々きれいに説明をつけてしまう癖があるので、それにならないように意識しています。
時代ものこそ、説明の分量が難しいですよね。
司馬遼太郎は作者が登場して思いっきり説明を指し挟むスタイルでしたが、あれはあれでスイスイ読めたんですよね~。
長々説明を入れても・入れなくても、文章が上手いってそういうことですよね。
コメントレビューもありがとうございました✨
まぼろしの鈍色への応援コメント
災害の混乱に紛れた人間の混乱。ガレージで見つかった女の死体は、もしかしたら、それよりもっとずっと前の罪だったのかもしれませんね。
結局、自然の暴力の前に、人間のちっぽけな暴力は押し流されてしまう。
灰色の世界が目の前に茫漠と広がっていきました。
作者からの返信
鐘古こよみさん
根暗にもほどがありました。明るい水平線ものも多分書けます……。
鐘古さんのエッセイを読んで幼少期の一番古い記憶ってなんだろうと考えてみたのですが、最初に暮らしていた家の記憶がはっきりしているので、そこそこはありました。ただ順番はあやしいです。どれが一番古いんだろう。
生まれる前の記憶もないです。
鐘古さんの天界の記憶は、どことなく手塚治虫風でした。天才肌の人が観る記憶はだいたい似てるのかも知れませんね。
異文化が入ってくる前の、江戸や平安時代の人も同じような記憶を持っていたのなら、それを表現する時にはどんな言葉を使っていたのか興味があります。
神や天使は出てこなくて、仏とか天女とか?
とにかく鐘古さんは賢すぎるお子さんだったのですね。園児の中に一人だけものを考える大人のような子どもがいるんですから居心地悪かったでしょうに、処世術まで身に着けている笑
まぼろしの鈍色への応援コメント
自然災害というと皆で助け合う、というイメージが安易に浮かんでしまいますが、混乱と極限の状況だからこそ動物的な部分が吹き出てくるのかも知れないと思いました。ずっしりと鉛のような色が全編に漂うので、美しい表現が際立って感じました。
作者からの返信
柊圭介さん
ありがとうございます。
なぜ「お気に入りの水平線」という爽やかなお題でこんなものを書いてしまうのか自分でも謎です。きっと清々しいものは他の人が書いているだろうと考えたのです。
柊さんならきっとモーパッサンの生育地ノルマンディ―を舞台に何かお書きになったのではないでしょうか。
私たちの生きているこの時代にとって、かなり大きな災害ではありましたが、他にも南海トラフだの富士山噴火だの、色々きそうで今からびくびくしています。
私が死んだ後にして……( ;∀;)
まぼろしの鈍色への応援コメント
災害でも戦争でも非常事態でも。
むしろ、そんな時だからこそ、
本当の想いや積もった情念が抑えきれなくて
表に出てくるのかもしれませんね…
昏い昏い幻のような。
でも、現実味を帯びている。
そんな悪夢のような印象でした。
ずっしり重い朝吹作品を堪能しました!
(↑喜んでますー)
作者からの返信
瑞崎はるさん
あんな爽やかなお題からこんなものを書くとか。
もうちょっと何とかならなかったのかとか。
反省しきりです。
水平線ときいて真っ先に思い浮かぶのが灰色なのです。曇天模様の海。
何故なのか。
震災を題材にさすがにホラーは書けないのですが、半世紀経ったら平気でホラーを書く人も出てくるのでしょうね。
今もいるかな?
わたしはまだまだ抵抗があるので無理なんですが、書いている方がいても内容によるかな……。
ずっしり重いと云っていただけて良かったです♡
ありがとうございました。
まぼろしの鈍色への応援コメント
灰色の空の下、一面の泥と廃材が混ざった惨状が目に浮かぶような詩的な情景描写でした。
気が触れてしまった人もいたでしょうね。男と女、どちらかが生き残ったのか、どちらも…なのか…。個人的には、この惨状で相手が生き残っている喜びよりも男の嫉妬と裏切りの怨念の強さに悲しみを感じました。
作者からの返信
葵 春香さん
またわけの分からないものを書いたのですが、月日が流れるのは早いもので、あっという間に十年以上が経ち、この調子で二十年三十年と、他の大事件や災害と同様に、どんどん過去のことになるのでしょうね。
きいた話では男性は危機的状況に陥ると原始人に戻ったようなことになるようで、理性なんて飛んじゃうこともあるようです。
痴情のもつれなどでも、圧倒的に男性が女性を殺すことが多いじゃないですか。そこまでやる? というほどに。
クロノヒョウさんの企画に滑り込み投稿したものになります。あのお題からこんな話になるあたりが、性格根暗ですよね(笑)
まぼろしの鈍色への応援コメント
2000文字以内のお題企画にご参加ありがとうございます🙇
辛いですね(>_<)
辛いけど、忘れないでほしい
こうやって辛い状況から立ち上がって生きてきた人たちがたくさんいることを伝えていかなければならないですものね(* >ω<)
こういう状況で何が起きてもおかしくないと思いました(×_×)
いや殺すのはいけないですけど( ̄▽ ̄;)
あーん、気持ちがぐちゃぐちゃしてきました~( 。゚Д゚。)
(笑)
作者からの返信
クロノヒョウさん
駆け込み投稿失礼しました!
そうでした~。クロノヒョウさんの企画は短いものが多いのでした。すっかり失念しておりました。
17日までなんだ~とぼんやり見ていたので、今日までと知ってお茶ぶって吹きましたけれども、何とか滑り込みました。
なんでこんな暗いことになったんだか知りませんが、多分、わたしのイメージする水平線が灰色だからでしょうか。
冬のイメージなのです。
毎年のように夏に海に行っているのになぜ……。
というわけで、「あ、暗いの書いちゃった」そんな猛反省込みで、今回も素敵な企画をありがとうございました✨
まぼろしの鈍色への応援コメント
3回読んでみました。1回では何も摑めなかったので。
このお話は、どう理解したかではなくどう感じたかを自分の中で整理するのが良いのではないかという結論に達しました。
ではどう感じたのか?
大災害を経験したことがない僕に一体災害の恐ろしさについて何が語れるのかと。
テレビで大災害の様子を見たことはあるが、実感はわかないし他人事として、ジャーナリストが懸命に喋っているのを見ているだけである。
大災害の渦中にいた人がどんな思いで避難していたかなんて知ったかぶって僕はかたれない。
このお話を読んで、頽廃した情景が浮かび上がってきました。
作者からの返信
沈黙は金? さん
ありがとうございます。
自分の中の課題として、読後「?」が残るものを書きたいという願望があり、それにはホラーが最適なので、それに取り組んでいるものになります。
これに類似した「???」を残すものを拙作の中から選び出し、わたしなりに「これは良い(可)」「これは駄目だった(不可)」に分けると、
「まぼろしの鈍色」→可
「階段の上」→可
「八つ墓」→不可
となります。でも読者の立場からはおそらく「八つ墓」が一番良い出来だという判断になるでしょう。わかりやすいので。
「八つ墓」は読み手にゆだねることなく、作者が最後まできれいに説明している作品です。他の二つは、多くを読み手にゆだねている作品です。
隙間を勝手に埋めて下さいと投げ出しているような。
でも、作者がきれいに説明してしまったけれど、作品としては「いいものになったな~」ということもありますし、そこはわたしの単純な好みでしょうか。
荒廃した感じ、自分には縁のない別世界だという断絶した印象。
それが読み手に残ってくれたのなら、それも一つの「成功」ではないかとこの作品については考えております。
胸の中に湿った鈍色が残ってくれたでしょうか?