罵倒スケッチ
@Khinchin
シーン1:ガンマン同士の撃ち合い
「やってみな。まあてめえには赤ん坊がライオンぶち殺すくらいにゃ不可能だろうがよ」
「んだとてめ、このドマヌケたこ野郎。ドアタマぶち抜いて刺繍針見てぇにしたろうか、このアホゥが」
「頭に風穴開くのはてめえの方だ、三下以下の四下の糸屑バカ。大根と同じくれえ白い肌してやがる。もう少し健康になってみやがれこのぽきゃん」
「肌が白えのはてめえの方だろ、ニンニク野郎。ニンニクだからか少し変な臭いもしねえか〜?」
「俺が間違えてたよ。すまんすまん。お前は吸血鬼みたいに血色が悪いだけで白い肌ではなかったな。本当にすまんな」
「誰が吸血鬼だぁ。あと体臭は事実だぜ。まるで大気圏の匂いがしやがる。体の洗い方は教えていただけましたか〜」
「ありがとう。その言葉で冷静になった。俺には親がいる。この戦いに勝つ理由がある。てめえの妄言にすっかり惑わされるとこだったぜ、あぶねえあぶねえ。」
「......っち、銃を取れ。俺の弾いたコインが地面に落ちるのが合図だ。3...2...」
「1...」
その瞬間、男の手からコインがくるくると弾けた。トサッという音とともに銃声が鳴り響いた。
「てめえとやれてよかったぜ、ラヴリーベイビー」
罵倒スケッチ @Khinchin
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