移転した俺は欲しい物が思えば手に入る能力でスローライフするという計画を立てる

372 午前のおやつはランドグシャ

本日の農作業を終えて、みんなでキッチンに集まった。

「さて、今日のおやつはランドグシャにします」と俺がいうとチャリオットがすぐに手を挙げた。

「ランドグシャそれはどういう物なのですか？」

俺はランドグシャがサクサクしているクッキーみたいな感じのお菓子であることを説明すると皆が目をキラキラさせる

ここにメセタ、ミルドレシア、ユーミルと子供たち

ライト、ユミナもやってきて

この事を説明すると

皆が目をキラキラさせるのである。

俺たちはさっそくレシピを願ってだした。

ぽんっ、テーブルにランドグシャの作り方レシピが出るので確認する。

材料の準備

材料リストを確認する。

小麦粉

バター

砂糖

卵白

魔力で生成した純粋なバニラエッセンス

これらを俺が全て願ってだした。

「これで全部揃ってるな。」

俺が言うと、エリクスが腕まくりをしながら頷く。

「じゃあ、俺はバターを柔らかくするよ。」

チャリオットは卵を割り始め、卵白だけを慎重にボウルに分けている。

リッカは器用に魔力式泡立て器を操作して、砂糖と卵白を混ぜ合わせていく。

「まずは卵白をメレンゲ状にするんだな。これ、意外とコツがいるんだよな……あ、そうか。電動泡たて器を使えば楽か」

俺がボウルを覗き込みながら言うと、リッカが優しくアドバイスしてくれた。

「そうね。」

ウィィィーンという音と共に拡販されていく卵の白身

次に、柔らかくしたバターと砂糖を混ぜたものを加え、ふんわりした生地を作る。チャリオットが手際よく小麦粉をふるいながら

「これが大事なんですよね」

と言う。

エリクスがオーブンを温める準備を整えた頃、ランドグシャの生地が完成。スプーンで薄く天板に広げていく。

オーブンに生地を入れて待つ間、キッチンにはバターの甘い香りが広がる。チャリオットが鼻をクンクンさせながら言った。

「これ、もういい匂いするけど、焼き上がったらもっとすごいんだろうね！」

焼き上がりを待つこと10分。オーブンから取り出されたランドグシャは黄金色に輝き、香ばしい香りがさらに際立った。

「やっぱり手作りは最高だな。」

エリクスが感慨深げに言う。

「じゃあ、さっそくみんなで食べよう！」と俺が提案し、ランドグシャを一皿に盛り付けた。

「いただきます！」

みんなで一口食べると、サクッとした軽い食感と優しい甘さが口の中に広がった。

「これは大成功だね！」リッカが嬉しそうに笑う。

チャリオットはすでに二枚目に手を伸ばしていて、満足そうな顔をしていた。

「こうやってみんなで作って食べるのも、いい思い出になるな。」

俺はそう言いながら、もう一口ランドグシャを頬張った。