162 日曜日の朝と商品受渡日
日曜日の朝がやってくる
今日は商品受渡日である。
朝食を終え
後片付けの後に
野菜類コンテナ、果物類コンテナ、穀物類コンテナを家に入れ
受け渡し用の商品を準備する。
そしてフルーツサンドの試食と試作品のパエルを作っている。
今日のフルーツサンドは前回のフルーツサンドと苺のフルーツサンドも作っておいた。
気に入るかどうかは不明だが
上手くいくとこれも商品化出来る可能性を秘めているのかもしれない。
そして試作品のパエルはバターロールの中にソーセージを入れて焼くという物である。
実際にこの商品があるかどうかは不明。
バターロール自体はマルクパエルという製品らしいので
もしかしたらこれは存在するかもしれない。
出来上がって用意している時に
ガドガドという魔導式蒸気機関特有の音がして
クラウドお義父さんとゾニルフ会長、そして今日はなんと
アルドさんまで来ていたのだ。
「今日はクラウドとアルドも一緒だよ!1度現物を試食したいらしいから連れてきたよ」
(なるほど……やはり俺の作る料理とかに興味があるようだ)
またこの人俺の手の甲にキス落として
「『妃様』」
と挨拶をするものだから
クラウドお義父さんとゾニルフ会長がびっくりしていた。
「アルド!?彼は男だぞ」
「あ、いえ……それは分かっているのですが……なんだかよく分かりませんが彼にはなんか『女性的な魅力』があって……それで『妃様』って呼んでいます」
(やっぱこの人……薄ら俺の身体……本能的に気づいてる!?)
「ふむ……たしかに婿助は中性的ではあるよな……男だけど」
(クラウドお義父さんはそういう風に答えてくれている。そっちのが方が俺としては有難い)
下手に身体の事が知れても困るからな。
「まあそれはいいとして」
とゾニルフ会長が上手く誘導して
商品受渡の為に行動していた。
(あ、ありがとう会長)
ゾニルフ会長からのウインクを貰い俺はにこっと笑顔で返します。
そして俺は奥から
試食用のフルーツサンドと試作品のパエルに
喉の乾きにと麦茶を用意して
持ってくる。
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