虹さがす真冬の君に恋をして梅雨晴れの朝愛をむすんで


『虹さがす真冬の君に恋をして

 梅雨晴れの朝 愛をむすんで』


「あなたは、待つのではなく、探すひと。


 そんなあなたの姿を、いつの間にか、

 眼差しで追うようになっていた。


 あなたがわたしの眼差しに、

 気づいてくれた日は、忘れない。


 人生は、決して明るいものではなくて。

 あなたが探すものは、まだ見つからない。

 ふたりで探しても、まだ。


 それでも。

 探すうちに、見つけだした気持ちも、ある。


 梅雨晴れの朝に、手をつないだ」

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