コウモリ幹部会議2

「じゃあ、まずは俺から」

クロウがレオンとの戦いについてボスに報告する。

「なかなか、大変な相手だったみたいだね」

「ええ。でもやり甲斐があって楽しかったですし、また戦いたいですよ。まあ戦う機会これからあると思いますし、楽しみですよ」

「これから?」

「はい。どうやらレオン、宮廷魔法師になったみたいですよ。ああ、後リリアーナ王女の婚約者になったとか」

「……」

「そんなこと聞いたことなかったぞ」

「ああ、こっそり王宮に忍び込んで情報収集してきたんだ。まだ正式発表はされてないけど確定だね」

「…分かった。では次の報告を頼む」

「なら俺から1つ。隣国で戦争の兆しがあるようです」

「隣国…。俺たちは他国には干渉しないことに決めている。静観でいいだろう」

「了解です」

「後私からも1つ。遂に薬が完成したわ」

「薬って確か前にお前が言ってたあれか」

「ええ、魔物を操れる薬よ。しかも1匹だけじゃない。それも大勢」

「…ご苦労だった」

「はい、ボス‼︎」

「ではこれより次の計画を始動する‼︎」

「「「「「はい‼︎」」」」」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る