婚約2
その後、ウィリアムから連絡が入った。婚約の許可が下りたようだ。レオンの実家は普通の伯爵家だ。ゆえに、そう簡単には婚約はできないだろうと思っていたが、割とすぐに決まった。どうやら、ウィリアムとリリアーナ、マリアンヌを助けたことへの褒美という形であっさり認められたようだ。
後で聞いた話によるとリファード伯爵家では突然王宮からの使いが来て大慌てだったらしい。そして、婚約の話と宮廷魔法師になることを聞いて、家族全員しばらく放心状態だったようだ。特に兄レイモンドはまだ10歳なのに婚約するなんて…と悲しんでいたとのことだ。
まあいつかは婚約するんじゃないのか…普通。貴族なんだし。だからそんなに気にすることでもないと思うんだが…。
そして、婚約が決まってすぐに民に向けて婚約が発表された。初めは他の貴族家を差し置いてなぜリファード伯爵家の子供が?と不満に思っていた貴族も多かった。だが、レオンがウィリアムとリリアーナ、そしてマリアンヌを助けたことを知ると反対意見は収まり、全く出なくなった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます