謎の男との戦い2

自分自身を防御魔法の結界で覆うことにした。攻撃さえ防ぐことができたら、魔法を放つことに集中できる。次の瞬間、闇魔法が防御魔法に当たった。防御魔法は壊れなかった。

「へえ、なかなかやるね」

よし、これから反撃だ!!

防御魔法で防ぐことができるので攻撃を気にせずにクロウがどこにいるのか探索魔法で探す。

探索魔法に反応がない!?

一体どうなって!?

「ああ、探索魔法を使っても無駄だよ。俺は魔力を消すことができるからね」

「な!?」

考えを読まれていたようだ。どうりで後ろに回られても気が付かないわけだ。

となると、残す方法は1つ。相手を見つけてから魔法を瞬時に放つ!! それしかない!!

「見つけた!!」

また後ろにいた。そして、そこに向かって10個の水魔法を同時に放つ。合成魔法の方が威力は増すが今回の場合だと当たる確率が低い。

「水よ、行け!!」

だがそれでも全て躱されてしまった。そして、水魔法を出しすぎて周りが見えにくくなり、

「こんなに同時に放てるなんてね」

「っ!!」

いつの間にか、また後ろに回られていた。

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