突入‼︎
クロウがいなくなった後、レオンはすぐに外に出た。すると、
「あっ、ウィリアム王子!! ライモンド様、それにルーンも!!」
ウィリアムが先頭に立ち、たくさんの兵を引き連れていたのだ。横にはライモンドとルーンの姿もある。
「「「レオン!!」」」
「無事だったのか」
「はい。どうしてここに?」
「ルーンがここにいると教えてくれてね」
「ルーンが?」
「うん!!魔力を辿ったらすぐに分かったよ」
「そうだったのか」
俺はルーンをよしよしと撫でる。ルーンは嬉しそうに尻尾を振って、笑っている。
「だけど、ここには結界が張ってあるっていう情報があってね。それが邪魔で中に入れなかったんだよ」
「結界? ああ、さっきの。それなら壊してしまいましたけど…」
「え?」
「その…身体強化を使っていることを忘れて結界にぶつかっちゃってパリンッと…」
「……」
「本当だ…。本当に壊れてるみたいだな」
「うん…。よし、突入だ!!」
彼らが中にいる間、レオンとルーンは外でしばらく待っていることにした。しばらくするとウィリアムたちが戻ってきた。
ウィリアムたちが入った頃には幹部らしき者は一切いなかったらしいが、一部の者たちを捕らえることができたようだ。
これからは気を引き締めないとな。
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