謎の連絡
宿に戻り、今はルーンと2人きりだ。馬車の中で作成したスマホと通信魔導具をチェックしてみることにした。
まずスマホは前世の世界でのことを調べることはできない異世界式のようだ。辞書がインストールされており、探索魔法が使用されているのだろう。この世界のことや知らない魔物のことなどがたくさん載っている。
通信魔導具にはそのような機能はなかった。連絡が取れるだけのようだ。それでもこの世界では充分凄いことだが。
「ん?」
どこかから連絡が来ているようだ。まだ誰も登録していないのに一体誰からだろうと不思議に思いつつ確認してみると、、、
「やっほ〜。初めまして!!僕は創造神だよ。よろしくね」
という、もの凄く気楽なメッセージが届いていた。
「………」
思わず2度見した。
「冗談だよな…」
そう呟く。
「どうしたの?」
「これ…。まさか本物…なんてことはないよな?」
「うん?ああ、創造神様からだね〜」
そうあっさりと返された。
「いやいや、普通ありえないでしょ!!なんで創造神様から連絡くるんだよ!!」
「さあ?そう言われてもねえ。気まぐれな神様だから」
気まぐれって…だからと言ってわざわざ人間に連絡する神様聞いたことがないぞ!!
まさか創造魔法で作ったからなのか!?
とにかく連絡がきた以上何か返さなくては!!
そう思い、
「初めまして。レオン・リファードと申します。よろしくお願いいたします。」
と無難に返事しておいた。
後で確認してみるとスマホの方にも同様のメッセージが届いていた。
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