サザンクロスの花をキミに

黒舌チャウ

ー 主要登場人物紹介 ー

〇エリザベッタ・ウィスタリア


 人族。 通称:リィザ。 愛称:リィリィ(マヘリア)、リィ(クロヴィス)。

 第一話「銀色の尻尾と黒いリボン」より登場。

 

 16年前の『隻眼』の勇者一行の、「『隻眼』の勇者」エミリア・ベオトーブと「捨て子の王子」サイラス・ウィスタリアとの娘。

 物心つく前にはすでに、父は行方不明・母は意識不明であったため、共に育ったマヘリアに対しては全幅の信頼を置いており、母親・姉・親友こもごもな感情を抱いている。

 3歳という異例の早さで「勇者の力」が覚醒したため、元来、マヘリア以外の他者との距離感をとるのが苦手。

 マヘリアの、恥ずかしがる顔が好き。

 一人称は、通常時「あたし」。立場が関わる時は「私」。



〇マヘリア・ウィスタリア


 獣人族(半獣)。 愛称:マー(リィザ、クロヴィス)。

 第一話「銀色の尻尾と黒いリボン」より登場。


 16年前の『隻眼』の勇者一行の、全獣の戦士シルグレとアリシア・ブーゲンビリアとの娘。

 誕生前に父が戦死・母は出産時に死亡したため、サイラス・ウィスタリアの養女となる。

 本人に自覚こそないが、サイラスの失踪について当事者以外で知る唯一の人物。 

 後に生まれたリィザを妹のように思い、"何よりも"大切にしている。

 かっこいい「おねぇさん」でありたいと常に思っているが、子供っぽい性格ゆえに、リィザにいじられることのほうが多い。 

 父譲りの力持ち。

 「物語」と「まんまる焼き」、「リィザの凛々しい立ち振る舞い」が好き。

 一人称は「私」。



〇ランスロット・マトレ


 人族。 通称:ランス

 第四話「まんまる焼きとプニニモドキ」より登場。


 東部の町、シオウの生まれ。カティアとは幼なじみ。

 幼いころからサイラスに憧れ、騎士を目指す。

 独学でスポット魔法(非詠唱空間発動魔法)を会得し、独自にアレンジを加える等、努力家で(隠れた)天才肌。

 見た目は良いが、リィザとマヘリアの「仲の良い様子」が好きな「リザ×マヘてえてえ壁」。限界を迎えるとプニニモドキ顔になる。

 一人称は「俺」。



〇カティア・レッダ


 魔族。 

 第四話「まんまる焼きとプニニモドキ」より登場。


 東部の町、シオウの生まれ。ランスとは幼なじみ。

 『隻眼』の勇者一行の魔導士、ベッカ・チェスナットの弟子。

 本人は実戦より座学を好む性格だが、視野が広く、状況判断能力に優れ、魔導士としての能力も優秀。

 あまり感情を表に出すタイプではないものの、仲間思いであり、視野の広さを活かしたサブツッコミとしても活躍する。

 出身地の「発音」に関してコンプレックスを抱いており、話す前に一度頭の中でイメージするため、「…○○」のように、一拍置いて話す癖がある。

 魔導書を読むこと、植物を調べること、もふもふするのが好き。

 一人称は「わたし」。



〇クロヴィス・サルファー


 獣人族(半獣)。 愛称:クロ(リィザ、マヘリア)

 第十三話「"リザ×マヘ"への刺客」より登場。


 『隻眼』の勇者一行の、メリッサ・サルファーとサイラスとの息子(非公式)。

 ベッカ曰く、顔立ちはサイラスによく「似ている」。

 母、メリッサが、リィザとマヘリアの世話をすることになった関係で、2人とは幼いころから共に育つ。

 サルファー家の特性でもある素早い動きで剣技に優れるが、父、サイラスの才を受け継ぎ本来魔法が使えない獣人でありながら、スポット魔法を操る(あまり得意ではない)。

 マヘリアに対しては家族のように思う反面、それ以上の感情を抱いており、異母妹にあたるリィザから「マヘリアがらみ」で尻尾の毛をむしられる等、なにかと強めの当たりを受けるが、本人はまったく気にしていない様子。

 お金好き。

 一人称は「オレ」。



〇テオ・ディグベル


 人族。

 第十八話「教会都市シロツバル」より登場。


 精霊教会所属の神官。精霊教会からの「横槍」によりリィザたちの一行に加わる。

 教会内では、中道派に所属している(らしい)。

 幼い見た目ながら優秀で、旅の経験もあり、各地方の情勢にも明るい。

 一見気の弱い印象だが、意外と腹の据わったところがあり、戦闘でも時に前衛に立つこともある(強制)。

 地方の、風土・歴史が好き。

 一人称は「僕」。

 

 



 

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