許嫁は驚くほどの最低男でした~落ちこぼれ貴族令嬢は国立魔術学院で無双する~
夢見るライオン
序章
「悪いけど、もう僕に近づかないでくれるかな、クラリス」
それは許嫁だったはずのオロフの信じられないような言葉だった。
「君のような無能と僕では、誰が見ても釣り合わない。君もよく分かっているだろう?」
無能とは魔術についてのこと。
それともう一つ。
クラリスのある特徴についても言っているのだろう。
クラリスとオロフはネンデール国立魔術学院の同級生で、中等部までは落ちこぼれ同士励まし合ってきた相手だった。
できない者同士の馴れ合いだと同級生達にいつも馬鹿にされていたが、支え合える相手がいるというだけで心強かった。
それなのに……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます