お題【平原の貴公子】、【歌う】、【天上】

平原の貴公子の嫁探しの宴は天上もかくやと言わんばかりの絢爛さ。ある娘は歌う、ある娘は踊る、どの娘も自らを着飾り貴公子の関心を惹こうと躍起になっていた。

そんな様子に貴公子はすっかり飽きていた。傍に控える乳母子に「部屋に戻っても良いか?」と聞いて溜息をつかれる。

「この馬鹿騒ぎがお嫌なら、ご自分でお相手を見つけてきてください」

「そうだな、そうしよう」

そうして嫁探しの旅は始まったのだ。

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