お題【僕の足環】、【千年の迷宮】、【明ける】
千年の迷宮の奥深く、僕は閉じ込められている。母様が犯した罪の、これは罰らしい。
もう何年が過ぎたのか。自分が生きているのか死んでいるのかもわからない。
不意に眩しい光か現れて僕は怯えた。あれは人?
怯える僕をよそに、その人影は僕の足環を剣で砕いた。僕が動かないからか、僕を抱え上げた。声の出し方はもう忘れていた。暴れることもできなかった。
抱えられたまま迷宮を出る。広い空。ああ、夜が明ける。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます